お世話になります。サラリーマンをしながら料理家や絵描き、物書きをしているキムラケンジと申します。
さて、初めての食レポとなりました「浅草橋キムラ歩き」の記念すべき1店舗目となる「アカネコ」のご紹介ですが、筆が走りすぎてまさかの後編突入です。
紹介したいことが多すぎるんですよ!素敵すぎて!
【業態転換】真っ赤なニャンコがお出迎え! 産直食材にこだわった路地裏の名店「アカネコ」で酔いしれる。前編は、痛風の編集長+痛風の会社員という、微妙な30代おっさんコンビでしたが、花を添えるべく女性ゲストも駆けつけてくれました。
というわけで後編も張り切って呑みましょう!
ワインにはやっぱり肉!憧れのシャトーブリアン
前回は浅草橋発のクラフトビール「ねこぱんち」をご紹介しましたが、「バル」というだけあって、ワインの種類も豊富です。
もちろんすべて国産で、ボトルでもお手ごろな価格なのが嬉しいですね。
今回頼んだのは赤ワインの「深川ワイナリー スチューベン(東京)」です。東京シティで働く男としては、やはりシティで生まれたワインを飲まなきゃ始まらないよねということで決めました。
もちろん、味は間違いない美味しさで、グラスからふんわりと溢れるシティの香り、口に含んだ瞬間にフワッと広がるシティの苦み、その後に訪れるほんのりと甘いシティの後味が、これはもう完全なるシティのワインだと思わされました。(シティ感の強さ)
そして赤ワインには肉!ということで、頼んでしまいましたよ。アレを。
憧れの、シャトーブリアンってやつですよ!北海道、十勝帯広産の豊西牛ということで、同じ北海道出身で丑年の私としては親近感を覚えざるをえません。(さっきまでシティシティ言ってたのに)
初めて食べたシャトーブリアンの味は、まるで初恋の女性と再開したようなときめきと、絶世の美女と恋に落ちたような衝撃が、同時にやってくるような感じでした。
何を言っているかわからないと思いますが、安心してください。私も自分で何を言っているのかよくわかりません。
人気№1の肉串三種盛りも一緒に頼みました。青唐辛子、ガーリックバター、特製だれでそれぞれいただきましたが、これがまたうまいのなんの。
赤ワインにぴったりでぺろりと食べてしまうので、肉の取り合いになって、再び編集長と殴り合いのケンカになるところでした。
が、我々は大人なのでそんなことで喧嘩はしません。もう1品頼んで仲良く食べました。そう、大人はトラブルをお金で解決するのです。
野菜、魚、お酒…全て美味くて止まらない
さて、ここまでですでに相当食べていますが、我々はまだ食べることをやめません。だって全部おいしいんだもの!
青森深浦の天然マグロとアボカドのカルパッチョ、そして鎌倉野菜のグリルサラダです。え、「さっき似たような『鎌倉野菜のバーニャカウダ』を頼んでいなかった?」って? ふふふ、たとえ似たような料理でも、欲しいものは頼む。それが私という男なのです。
そして最後はシメごはんです。
ペンネアラビアータ、そして焼きおにぎりを注文。
私が〆の一杯に選んだのは「ジャパニーズクラフトジン」でおなじみの「ROKU」です。ロックですっきりといただきました。ごちそうさまでした!
アットホームな雰囲気の秘密は?
入店してから数時間も立った時に、ふと「このアットホームな雰囲気はなんだ!?」と思いました。オシャレな内装は、いわゆる「おうち」とは違うのに、なぜだか妙にリラックスしてくつろいでしまいました。
というのも、アカネコは店主のご家族を中心に運営されていて、その他のスタッフさんも昔からの付き合いのある方という、まさにアットホームな環境なのでした。
真ん中奥の男性が店主で、その隣の美人な方が奥さん、そして手前の可愛らしい方が、娘さんです。まさに看板娘!
ご家族で運営されているので、厨房内のコンビネーションはぴったり。すごいちょうどいい距離感で働いている感じが、カウンターから見ていてすごく印象に残りました。
そしてこれだけ美人の奥さんと娘さんだったら、ついお酒が入って気持ちの大きくなった、どうしようもない(私のような)男性に声を掛けられてしまうんじゃないかと、勝手に心配してしまいました。
いうことを店主にこっそり聞いてみたところ、事情を知っているお客様が多いので大丈夫ですよ、とのこと。すいません、しょうもないことを考えていたのは私だけでした!
ちなみに、店主は産直食材卸しの「FromFarm」も経営しているため、おいしい食材を仕入れることができるということを書きましたが、メニューの一部は生産者さんが直々におすすめの料理法を教えてくれて、それをご提供しているとのこと。
というわけで、浅草橋で美味しいご飯とお酒をいただきたいときには、ぜひアカネコへ!私の行きつけのお店リストにも加えたいので、早速近々また遊びに行こうと思います。
それでは、ごちそうさまでした!
店舗情報
「アカネコ」 営業時間:17:00~23:00 定休日:日曜 お問い合わせ:050-5303-7484 文:キムケン 撮影:伊勢