浅草橋ッコたちがこぞって惚れた!「手打そば さかき」の酒肴と蕎麦に酔う

私がお蕎麦をもっと好きになったきっかけは、浅草橋駅の西口から徒歩3分ぐらいにある蕎麦屋さん「手打そば さかき」です。

実はうどん派だった私ですが、一年半前に「手打そば さかき」と出会い、あまりにも新鮮で美味しいお蕎麦に惚れました。

主にお昼に行くことが多いのですが、今回は「浅草橋を歩く」の編集長である伊勢さんと、柳橋のSAKE Streetという日本酒専門店の創業者であるトシさんと、夜の「手打そば さかき」にお邪魔させていただきました。

さかきの酒肴

お店に着き、まずは仲良くビールで乾杯しました。さかきでは今まであまりお酒を飲むことはなかったので、とても新鮮な気持ちでした。

お店の雰囲気は綺麗で清潔感あって、蕎麦屋さんっぽい和テイストで、テーブルや壁の木材と優しい光で居心地の良い空間です。

このコースターのように、小物もカラフルでお食事がより明るく感じられます。

夜の「手打そば さかき」のお品書きを見ながら、おつまみを選びます。

まずは、蕎麦屋でしかなかなか食べられない、そば豆腐。

蕎麦の実のプチプチとそば豆腐がビールとよく合います。

そば豆腐は酒肴三種盛り合わせにもついていました。今回の盛り合わせは、牡蠣の紅花オイル漬けとゆば刺し身もついていて、どれも美味しく優しい味付けでした。

続きまして、穴子の煮こごりです。プルプルな食感で、食べると口の中で出汁の味が溶け出します。

横から見る穴子の身がなんだか恰好よく見えました。

牛肉ごぼうもシャキシャキでお酒との相性が良く、テーブルの上がおつまみ天国の状態でした。

そして、私がリクエストした鮟肝もテーブルに着きました。甘露煮なので甘めの仕上がりが他のおつまみとのバランスがよく、鮟肝の特有の柔らかいねっとりさが日本酒とぴったりでした。

プロが選ぶ日本酒

もちろん、食べているばかりではありませんでした。

せっかくなので、蕎麦屋の美味しい酒肴と一緒に日本酒をいただきました。

今回の取材はSAKE Streetのトシさんもご一緒していましたので、伊勢さんと私は甘えてトシさんに日本酒選びをお任せしました。

まず、先に頼んだのが「寒菊 OCEAN 99」というトシさんの出身である千葉県の日本酒です。

とてもフレッシュで、スタートとして飲む日本酒にぴったりでした。

日本酒も出てきたところで、おつまみもより美味しく感じられました。玉子焼きも控えめの味付けで、日本酒の香りをより立ててくれた気がしました。

鶏焼きは野菜がたっぷりで、甘辛の味付けが食欲をそそります。

寒菊 OCEAN 99が終わりましたので、次にトシさんが選んだ日本酒は福井県の白龍です。これもまた爽やかな日本酒で、最初の日本酒よりもお米の旨味が感じられました。

最後にいただいた日本酒は、長野県の「勢起 (せき)」です。3つ目にしてはちょうどいい辛口さで、旨味をしっかり感じられる日本酒でした。

 

日本酒と相性抜群の焼き味噌も香ばしくて、少し食べるだけで口の中が味噌の甘味とネギの清涼感いっぱいになります。

なんといってもこのかわいいお猪口たちで、より美味しく日本酒を呑むことができました。

注文の度に変わるのは普通だと思いますが、さかきで使われている器や小物の柄は次は何の柄が来るんだろうとワクワクします。

〆のお蕎麦

〆の前に、昆布と有馬山椒の佃煮と天ぷらの盛り合わせをいただきました。

天ぷらはサクサクしていて、やっぱり蕎麦屋の天ぷらは絶品だと思いました。

日本酒も終えたので、最後には蕎麦焼酎のお湯割りで体を温めます。

ここで、「手打そば さかき」の主役のお蕎麦が到着しました。

トシさんは鴨汁せいろ、私はとろろ蕎麦、伊勢さんは冷やしの辛味おろしそばでした。

三人三蕎麦といってもいいぐらいの全然違うタイプのお蕎麦を注文しました(笑)。
バラエティのある蕎麦メニューもさかきの魅力であると思います。

さかきのお蕎麦は新鮮で、香りを楽しみながらスルスルと食べられます。

お昼で食べるときももちろん、こうやって夜の〆としていただいても飽きない歯応えです。

最後に、みんなで美味しくお蕎麦をいただいて、そば湯で〆ました。

街に愛されるお蕎麦屋さん

カウンターと2つのテーブル席がある「手打そば さかき」は、こんじまりとしていてお一人でも数人と一緒に来ても、美味しいお蕎麦を食べることができます。

このクオリティから考えると、お値段もかなりリーズナブルで、私はお昼時間はよく助けられてます。

季節限定のメニューや、いつもの美味しい温かいお蕎麦と冷たいお蕎麦があるので、安心して安定の美味しいお蕎麦、酒肴が食べられます(※平日のお昼はお蕎麦のみの提供になります)。

私も初めてさかきのお蕎麦食べた時は、お蕎麦ってこんなにおいしかったのって思い、そこからすっかりお蕎麦にハマりました。周りのお客さんを見ても、ここは浅草橋の方に愛されているお店だなって思います。

今回の取材では私とトシさんは初めましてでしたが、トシさんも長く「手打そば さかき」に通っているらしく、伊勢さんもトシさんの繋がりでここの取材をする流れとなりました。

やっぱり、浅草橋の絆は強いです。

ぜひ、浅草橋の方もそうでない方も「手打そば さかき」を訪れてみてください。

営業時間(※緊急事態宣言中の営業時間はお店にお問い合わせください)
昼 11:30 – 14:00(13:30 ラストオーダー)
夜 17:30 – 21:00 (20:30 ラストオーダー)
定休日 水木 ※月曜日は夜のみ営業 17:30~21:00(20:30 ラストオーダー)

Instagram @teuchisobasakaki
Twitter @soba_sakaki

写真・文:ディニティ夏幸
取材協力:藤田 利尚(SAKE Street)