1日の疲れを銭湯で開放しよう!浅草橋 駅チカ銭湯「弁天湯」

弁天湯は、浅草橋駅から歩いて3分ほどの駅チカな銭湯です。

先日、4代目ご主人にインタビューさせていただきましたが、実は100年以上の歴史を持つ立派な銭湯なんです。そのインタビューはこちらをどうぞ。

100年以上の歴史を受け継いできた浅草橋の老舗銭湯。「弁天湯」4代目 北島鉱一さんにインタビュー

浅草橋周辺で仕事をしている私、カブレ佐藤は、1日の業務が終わったら弁天湯さんに立ち寄ったりして体を温めてから帰ったりしてます。広い大浴場で一日の疲れを開放する瞬間は最高です。

銭湯好きの方はもちろん、浅草橋初心者の方もぜひ弁天湯さんへ。この記事では弁天湯さんの中をじっくりとご紹介していきます。

外観は立派なマンションだけど1階がなんと銭湯!

浅草橋の真ん中を東西に通る福井町通り。何も気にせず歩いていると気付きにくいのですが、こちらの白いマンションの一階が弁天湯さん。

営業している時間帯は、白い「辨天湯」ののぼりが立っています。

マンションの奥へ進んでいくと、こんな入口になっています。

靴を下駄箱に入れて、中へと入っていきましょう〜。

ところどころレトロな雰囲気がありつつも綺麗な店内

弁天湯さんは昔ながらの番台スタイルではなくカウンター式。

こちらで入浴料470円を支払って入ります。

急に銭湯行きたくなったな〜という方でも、タオルは20円で借りられるので、手ぶらで来ても大丈夫。他の銭湯と比べてちょっと安めなのが嬉しいところ。

こちらは脱衣所。マンションに建て替えたのが昭和が終わるギリギリの1988年。中はやや年季が入った感じではありますが、日々の清掃が行き届いているなと思わせます。もう時代は令和なんだけど、平成および昭和に戻ったかのような感じが個人的には好きです。

荷物と服をロッカーに入れて準備完了。さーて、大浴場へいきますか!

シンプルな作りだけど、広い浴槽と高い天井の大浴場は開放感アリ

こちらが弁天湯さんの大浴場! 淡い緑のタイルが素敵じゃないですか。

この写真は開店直後ですが、もう少し時間が経っていろんな人が入ると、湯気がいい感じでモワモワしていて、「あ〜銭湯に来たな〜〜!」とより気持ちがアガります。

写真には写ってませんが、入り口手前側にシャンプー・リンス・ボディソープが置かれていて、無料で借りられるようになってます。

浴槽に入る前に、まずは体を洗って、っと。

このカランがピカピカなのも、ちゃんと手入れされてる証拠。

体の隅々をきれいにしたら浴槽へ。

さぶん。あ〜〜この瞬間が本当に幸せなんですよねぇ

家のお風呂じゃ味わえない、この開放感。足をぐーっと伸ばすことができて、見上げれば高い天井。

どの家庭にも湯船が整備されていくのに伴って、「公衆浴場」である銭湯は淘汰されていっているというのはあるけど、やっぱり銭湯っていいもんじゃないですか。

ちなみに、弁天湯さんのお湯は41度前後。人によっては少し熱めかもですが、下町の銭湯の中では割と普通。ぬるすぎず熱すぎずで、誰でも入れるところがいいですね。

浴槽は奥側がジェットバスになっていて手前側がバイブラ。浴槽は2つに分かれているように見えますが、中でつながっていてどちらも同じ温度のお湯です。

何度来ても一日の終わりの銭湯は最高!

気分がいい日は、風呂上がりにコーヒー牛乳をグッと飲むのもいいね!

銭湯の数が減っているなかで、弁天湯さんのように今もなお残っているのは、本当に有り難い限りです。

浅草橋にお勤め・お住まいの方はもちろん、問屋や手芸品をめぐりに浅草橋を来られた方もぜひ、弁天湯さんへ。1日の疲れをこちらで開放してみては。

台東区の銭湯で開催!毎年2-3月に開催のお客様感謝デー

これは弁天湯さんに限らずの情報ですが、台東区では、「お客様感謝デー」として毎年この2-3月の時期にイベントを開催してます!

毎年開催台東区の銭湯で開始されるお客様感謝デー(写真は弁天湯ではなく寿湯)

 

今年は、台東区は東京23区内の中で1番「銭湯密度」の高い区ということで、「銭湯密度都内最高」をテーマにしたタオルを配布とのこと。デザインが洒落ていていい感じ。

また、感謝デーの3/14には、弁天湯さんも含めて緑茶を入れた限定の湯船があるそうです。要チェック!

東京都浴場組合を中心に呼びかけている「黙浴」

そうそう、今はコロナウイルスで予断を許さないご時世ですから、忘れてはいけないのが黙浴(もくよく)。

各々の銭湯で換気や消毒の対策がなされているとはいえ利用者のマナーも大事。複数人で来た時は会話を控え、サッと入ってサッと出る、粋な入浴を心がけましょうか。

■弁天湯の基本情報

住所:〒111-0053 東京都台東区浅草橋1丁目33−6
電話:03-3864-7100
定休日:第二・第四 月曜日
営業時間:15時30分~23時00分

文:カブレ佐藤
写真:伊勢 新九朗