猫好き必見、看板猫のいる穴場カフェ&ギャラリーkissa/浅草橋

猫は好き。だけど、わざわざ猫カフェに行く感じではない。でも、お茶ができる静かなギャラリーに看板猫がいたら?それ、嬉しい、最高、行きたい!

そんな猫好きの心をくすぐる穴場ギャラリー&カフェが浅草橋「gallery kissa」。ここは、日本で唯一“ピート・ザ・キャット=PETE THE CAT”の絵画を取り扱うギャラリーです。

看板猫がいて、猫作品多めでお茶もできる、猫好きにはたまらない「gallery kissa」をご紹介します。

日本で唯一“ねこのピート”を常設するギャラリー「gallery kissa」

gallery kissaがあるのは浅草橋駅徒歩7分、蔵前駅にほど近いビルの4階。1階はコーヒー屋さん、4階までは階段で上がります。

息を切らしながら階段を登り、中に入れば明るくて開放的なギャラリー。入り口でスリッパに履き替えます。

ギャラリーいっぱいに展示された「ピート・ザ・キャット」の絵画

ギャラリーいっぱいに展示された「ピート・ザ・キャット」の絵画

こちらは、アメリカ人画家“ジェームス・ディーン”氏が描く“ねこのピート/ピート・ザ・キャット”の絵を主に扱うギャラリー。

初めて見るユニークな青い猫。ブルーとイエローをベースにした大きな絵画が常設されています。

ダリやゴッホをオマージュしたその絵は、ギャラリーでアートを見る。という堅苦しいものではなく、「絵って楽しいな、アートって楽しいな。」と気軽に楽しめるもの。アート初心者やお子さんも入りやすいギャラリーです。

絵の中の青い猫・ピートはジェームス氏が保護シェルターから引き取った黒猫をモデルにしています。

アメリカでは黒猫は縁起がいいものではなく、青猫として登場。ピートに出会い、猫の絵を描くようになってから、画家として人気が出はじめたという、幸運の黒猫なのです。

今では人気の絵本キャラクターになったピート。アメリカでは『はらぺこあおむし』に次ぐ人気です。そして、幸運の黒猫、実はこちらのギャラリーにもいます。

幸せをつかんだ看板猫の黒猫コニ

こちらの様子を伺いつつ、絶妙な距離感を図りながら徐々に近づいてくる黒猫、kissaの看板猫「コニ」です。

フィンランド語で猫の意味を持つkissaは猫の絵が展示され、黒猫が自由に歩き回る、愛猫家にはたまらないギャラリー。

コニは、最初こそ少し警戒していますが、時間が経てば撫でさせてくれます。

2017年の七夕、雨の日に千葉で保護された仔猫のコニ。縁あってオーナーの瀧本さんの元にやってきました。

2匹の先住猫とあまり仲良くできず、ギャラリーにコニだけを連れてきたところ、今では立派な看板猫に。

幸せをつかんだコニのお仕事は、この空間で、自由気ままに過ごすこと。

猫の作品にまぎれるコニー

猫の作品にまぎれるコニ

ごはんのお皿はSTAUB!

ごはんのお皿はSTAUB!

WiFiフリー、秘密にしたい穴場カフェ

kissaはカフェとしての利用もできます。メニューはオール300円と良心的!
静かな空間で青い猫の絵と、黒いコニーとお茶を楽しめる、猫好きには最高の超穴場カフェです。WiFiフリーも嬉しい。

物理好きな少年が猫多めのギャラリーオーナーへ

ギャラリーkissaは、2012年オープン。元々物理が好きだったオーナーの瀧本さんは、学生時代に物理の勉強をするためにアメリカへ留学、その時に出会ったのがピート・ザ・キャットの絵。

帰国後、通学の乗り換えが便利という理由で、土地勘のない浅草橋に引っ越したのが運命。このエリアで開催されるモノ作りイベント「モノマチ」に遊びに行ったことがきっかけで、ギャラリーを始めることに。

そして、まだ日本では知られていない青い猫の絵を知ってもらいたいと、あの、アメリカで出会ったピート・ザ・キャットの絵を扱うギャラリーをオープンさせました。

瀧本さんはシルクスクリーンも得意。この日着ていたTシャツはコニをシルクスクリーンで印刷したもの。こちらで個展をされた作家さんのイラストも、シルクスクリーンで手作業でグッズにしています。

シルクスクリーンの版

シルクスクリーンの版

また、瀧本さんは、浅草橋の多くのお店に置いてある「浅草橋ぶらぶらマップ」の制作の手伝いもしているんだとか。見かけたら手に取ってみてね。

ショップで出会うアート作品

店内には小さなショップもあり、アート作品の購入ができます。もちろん、メインはねこのピートグッズ。絵本、ぬいぐるみ、ネームプレートやマグネットなど気軽にピートを連れて帰れます。

ゆーこあらもフリーダをオマージュしたマグネットを購入

ゆーこあらもフリーダをオマージュしたマグネットを購入

花房さくらさんのイラストの布バッジ

花房さくらさん(左)とドン・カ・ジョンさん(右)のイラストの布バッジ

音楽がきけるボタン??

音楽がきけるボタン??(ギターリスト村治奏一さんの演奏が入った缶バッジ型音楽プレイヤー)

『前世は猫(ティッシュ)〈花房さくら〉』

『前世は猫(ティッシュ)〈花房さくら〉』

現在はお休みされていますが、元々はイベントやワークショップ、個展も開催されている交流の場。展示されている彫刻も全て猫なので猫好きさんは最高に楽しめます。

※2020年11月には4名の彫刻家・はしもとみおさん、本多絵美子さん、馬塲稔郎さん、花房さくらさんのグループ展も予定しています。

気軽に作品を見て、お茶をして、アート作品を購入できるkissa、立ち寄りスポットの1つに入れてみてはいかがでしょうか?

瀧本さん&コニーありがとうございました

瀧本さん&コニーありがとうございました

撮影・文:UKOARA

・ギャラリー情報
「gallery kissa/ギャラリー キッサ」

公式サイトはこちら

住所:台東区浅草橋3-25-7 4F
営業日:毎週 月・火(不定休あり)
営業時間:<水~土>12:00~19:30 <日>12:00~17:00
電話:03-5829-9268