「1匹でも多くの未利用魚に、価値のある道を！」をコンセプトにした「炭火焼濃厚中華そば 威風堂道（いふうどうどう）」が、2022年8月8日、浅草橋駅前にオープンします！
これまでも、規格外であったり仕入れ時や配送途中で傷がつき、 買い手が付かず廃棄されてしまう食材を「フードロス」として向き合ってきたそうです。
しかし、コロナ禍では長期間の休業や時短営業、それに伴う仕入れの減少することで卸売業者は在庫過多に陥り、冷凍されてしまったり加工品へと生産物を転換されるようになり、それでも消費されることなく破棄せざるを得ない事態が続いているんだとか。
こういった負の連鎖を「新型フードロス」と捉え、「もったいない魚たちを活用して、価値のある1杯に変えていこう！」というプロジェクトの中で生まれたのがこのお店というわけですね。
お店をオープンする背景には色々な想いがありつつ、このお店が提供する濃厚魚系スープの旨味たるや。
この日は、新商品となる「釜揚げつけ麺」をいただいてきました！
浅草橋駅徒歩1分！
店内は、カウンター席をメインにテーブル席が2つ。
JR浅草橋駅東口（都営浅草線浅草橋駅）から徒歩1分という好立地にオープンする「威風堂道」。
実は、近隣にもラーメン屋がいくつかありますが、「濃厚魚系スープ」という意味では独自路線をしっかりと持っており、魚スープ好きには新しい選択肢になるのではないのかなと感じています。
炭火焼濃厚中華そば
「まるで、すする焼き魚のような香り豊かな濃厚スープ」と打ち出している中華そば。
ご飯がセットの「定食スタイル」になっているのも特徴で、焼き魚を感じさせるスープと白米の相性も抜群ということなのでしょう！
トッピングなども別皿になっており、こういったスタイルでの提供は珍しいですね。
釜揚げつけ麺
昆布の風味を加えた熱々の「釜揚げつけ麺」は、魚種と炭火の香りを引き出し、旨みを深く感じ流ことができるように、あえて「熱い麺を熱いつけ汁ですする」スタイルで提供しているとのこと。
独自開発麺には、つけ汁の強さに負けない食べ応えと風味を。注文後に手揉みをすることで、スープに負けないコシと風味を実現しています。
こだわりのスープを選ぼう！
「炭火焼濃厚中華そば」及び「釜揚げつけ麺」では、現在6種類のスープからお好みのスープを選ぶ事ができます。
魚は魚でも、風味や味わいが異なるそうなので全部試してみたくなる！
- 鯖（さば）・・・道系の定番。炭・魚・出汁の風味を存分に 生かした一番人気。
- 鰯（いわし）・・・鰯の味を強くストレートに感じることができる、はまるとやみつきになる味わい
- 烏賊（いか）・・・いかの味がダイレクトに伝わり、いかの身肉がたっぷり入ったパンチの効いた味わい
- 鯵（あじ）・・・旨味と濃厚さがありながらあっさりした後味でバランスの取れた仕上がり
- 喉黒（のどぐろ）・・・炭火で焼いた喉黒の香ばしさと油の旨みが後引く逸品
- 海富（しーふー）・・・未利用魚を用いてどんな魚もすするという姿勢を体現した、毎日魚種の変わるスープ。
3種類のスープで「釜揚げつけ麺」を実食！
つけ汁の蓋を開けると、フワッとかおる魚の香ばしい香り。
とても食欲をそそられる香りです。昆布の風味を加えた熱々の麺も良いですね。
「もったいない」から生まれたこのスープは、確実に魚を生かし切っていることでしょう！
釜揚げつけ麺は、熱々の麺を熱々のつけ汁でいただくスタイルなので、冷房を効かせたお店で食べたいところ。
そして、冬はこの暖かさがきっと武器になることでしょう。
今回は、5種類のスープの中から「鯖・喉黒・海富」の3種類をいただいてきました。
画像を見ていただくとわかる通り使用している魚によってスープの色も違いますし、もちろんスープの味わいにもかなりの変化がありました。
どれも魚の旨味が濃厚！
舌触りから骨の破片も感じましたが、本当に魚を丸ごと余すとこなく使用しているんだなと実感しましたよ。（舌触りが悪いということはありませんでした！）
やはり、魚を炭火で焼いているので「香ばしさ」が違いますね。
食べ終わったスープは、スープ割りができるように開発を進めているとのことでした！
店舗情報
浅草橋に新しいコンセプトのラーメン屋がオープンします！ 魚好きな方は1度試していただきたい一杯です。
「炭火焼濃厚中華そば 威風堂道 (いふうどうどう)」
住所：東京都台東区柳橋1-13-4柳橋1丁目ビル1F
営業時間：11:00〜23:00
※コロナ禍の影響で営業時間が変動することがあります
お問い合わせ：03-5829-8838
文・写真：アルク
