【移転】肉団子は必食!地元に根付く高クオリティな中華食堂「上海ブラッセリー」

編集長「打ち合わせ(飲み合わせ)を」

筆者「しましょう!」

さっそくだが、こうして、私は、再び編集長の待つ浅草橋に向かったのだった。

※「上海ブラッセリー」は、2023年9月20日より移転しております。

新住所は、台東区浅草橋4-7-2 テトスパジオ 1F

浅草橋を歩く。編集部はまだ再取材に伺えていないので、取り急ぎは旧店舗の記事をお楽しみください。

向かうは中華料理! その前におっさん2人ノドを潤す

目当ての中華酒場が満席とのことで、ひとまず、西口駅前にある「立ち飲み処 二百円亭」へ駆け込んだ。猛暑日だったので、喉の渇きを潤す欲望を抑えることができなかったからだ。お互いビールとつまみを1品頼んでテーブルに着く。

ほぼ全ての飲み物と食べ物が200円というすばらしい店だ(※コロナ禍に惜しまれながらも閉店)。

マカロニサラダとポーク玉子をツマミに、カラカラに乾ききった喉を潤していく。おひとりさま400円。センベロどころかワンコインベロ成立だ。

予約の時間が近づいてきたので店を出る。

いよいよ、本日のメイン、中華酒場へとなだれ込む。

活気あふれる店内は居心地の良き空間

煌々と輝く看板には「上海ブラッセリー」の文字が……。その下には、中華食堂と書かれている。居酒屋ではなく、食堂というのがまたいい響きだ。

外観を見てキレイなお店だなと感じながら店内に入る。

電話予約はしたけれど、取材許諾はとっておらず、飛び込み営業スタイルでGO.。

なんだろう、鍋振る音や周りの会話もガヤガヤ聞こえるのにすごい落ち着く。

最初の瓶ビールを持ってきてくれた方がオーナーさんで、編集長がさっそく取材したい旨を伝えると、どうぞどうぞとニッコリとOKを出してくれる。断られなくて良かった。

では、いつも通り、瓶ビールで乾杯!

最初のツマミはピータンとネギチャーシュー。

はじめてピータンを食べたが、なんとなく卵の味がするなぁ……という感想。

タレがすごい美味しかった。ちなみに、編集長はピータンが大好物らしく、美味しい美味しいと言いながらあっさり食べ尽くしていた。

ネギチャーシューは細切りにしたきゅうりとチャーシュー、白髪ネギをあらびきコショウで和えたボリューム満点の一品。ピリ辛でビールがすすむ。

2品食べて2人の意見は合致する。

「ここは絶対に美味しい店だ!」

豊富なメニューにワクワクさせられるのと同時に、各料理の安さにも驚く。コスパ最強なのが人気の理由のひとつであることは確かだろう。

紹興酒を飲みつつガッシリした餃子を食らう

瓶ビールを飲み終え、次は甕出し紹興酒をデカンタで注文する。

自分はストレート、編集長はロックで飲むようだ。

軽いカラメル感があり少し香ばしい。飲み味はスッキリしていて軽く、飲みやすいように感じた。

デカンタになみなみと入っているので、飲み応えもたっぷり。紹興酒、久しぶりに飲んだが、なかなかに酔いそうだ。

ここで餃子が届く。

見た目はかわいらしい大きさ、きつね色に焼き色が付いていて食欲をそそられる。餡はギュッとしていて肉感の強い美味しい餃子だ。あぁ、また、ビールが欲しくなる。

次、何食べましょうかと話すと、編集長が「肉団子食べたい、でも1個が大きかったらもう他の食べられなくなる」というので、次食べたいものはSサイズにすればいいじゃないですかと答える。そう、この店の一品料理は、SサイズとMサイズがあるのだ。少ない人数で色々なものが食べたい人はSサイズを頼むのがベスト。Mはボリュームがてんこ盛りですごい。

そして、おっさん2人は、「肉団子」「レバニラS」「エビマヨS」と暴走するのであった……。

今日イチオススメな肉団子で至福の時間を過ごす

Sなら大丈夫! なんて豪語していたにもかかわらず、運ばれてきた肉団子をみて『でっか!』と衝撃をうける。ひとつが大きい、見た目のボリュームは抜群。

箸をのばすと感じる重量感、食欲が湧く甘酢あんかけのいい匂いが香る。外はカリッカリで中はふんわり、なんだこれ、はじめてこんな肉団子食べたと、今日イチ興奮した。甘酢は酸っぱすぎずちょうどいい塩梅で箸がすすむ。

あっという間に肉団子は皿から消えていった。皆さんも来店の際には是非、この肉団子を食べて欲しい。

レバニラSが届く。タレの焦げた匂いが香ばしく、レバーの臭みもほとんどなく、野菜はシャキシャキで美味しい。紹興酒をチビリとしながら、これでごはんを食いてえなと思った。

ここでオーナーから色々と話を聞くことに……。

店がすごくキレイだから、まだ新しい店なんだろうと思ったら、もう25年も営業しているとのこと。オーナーのお父様が近い場所で飲食店を経営していた流れからここに居を構えたらしい。

じつは、以前、編集部が取材した「choi STANDING BAR」というお店もこちらの系列店で、向こうのお店はオーナーの奥様が切り盛りしているんだとか。編集長が、「そういえば、元気でかわいらしい女性がチャキチャキしきっていたけど、奥様だったんですねー!」と、つながることの喜びを感じていたようだ。

300円生ビールからワイン呑み比べにラクレットチーズまで楽しめる「choi STANDING BAR」

オーナーさんは終始、気さくにお話をしてくれて、ますますこのお店が好きになった。さらに、ご好意でまさかの紹興酒をデカンタ半分くらい追加で頂くというサプライズも!!!!!!!!!

あぁ、近所であれば、間違いなく妻と2人で通うのに……。

雪のように白く美しいエビマヨを食す

オーナーの話しのあとに、エビマヨがテーブルに……。う、美しい……! 見た目はその一言に尽きる。白いソースに少しブロッコリーの緑とエビの赤が映える。

このエビマヨはあっさりしていて、Sサイズを頼んだのを悔やむくらいに美味しい。エビは衣が薄くプリップリ、ブロッコリーがソースをたっぷり含んでこれも美味しい

そして、編集長はこのソースがめちゃくちゃうまいと言いながら、ネギチャーシューのチャーシューにつけたりして楽しんでいた。

満足満腹でお店をあとにする。滞在中、サラリーマンやOL、カップルなど、テイクアウトで料理を注文する人もチラホラいた。

浅草橋の住民に愛されている店なんだなぁと、あらためてしみじみ感じた。

汗光る 上海(S)サイズで 紹興酒

文:西川雅樹
写真:伊勢新九朗

店舗情報

営業時間
[月~金] 11:30~14:00 、17:30~23:00
[土] 11:00~14:00、17:30~22:00

定休日:日曜、祝日