浅草橋には、まだ広く世に知られていない素敵なマル秘スポットがたくさんあります。今回ご紹介するお店もそのひとつ。私自身も、「おいしい紅茶をゲットできる場所がある」というわずかな情報だけを入手し、編集長に誘われお店へとやってきました。
するとそこには、めくるめく〝紅茶ワンダーランド〟が! ということで、さっそくお店の詳細を皆さまにお伝えいたします♪
見逃し厳禁!目印は黄色い建物と小さな看板
ご紹介するスポットがあるのは、浅草橋二丁目の住宅街の一角。
路地に面した黄色い建物を発見したら、その奥へと足を運んでください。すると、小さな看板がお目見えします。
この看板が掲げられているのが、目的地であり『NICOTEA』というブランドの紅茶を販売している『PLANTE株式会社』さんです。
入り口に到着したら『PLANTE株式会社』のインターホンをプッシュ。スタッフさんが店内へとアテンドしてくれますよ♪
お店のドアを開けると、店頭にはハイセンスなパッケージの紅茶がずらり!
清潔感が漂うアットホームな店内は、販売店兼オフィスなのだそうです。
「私たちの会社は紅茶や食品雑貨を取り扱っていて、これまでは主に雑貨店などで販売している商品のプロデュースや開発を行なっていました。そのノウハウを活かして、このたびオリジナルブランド『NICOTEA』を立ち上げたんです」
取材に応じてくれたのは、クリエイティブディレクターの吉川さん。今回の取材のためにと、さまざまな準備をして私たちを出迎えてくれました。
吉川さんの好意に甘え、とことん『NICOTEA』を深掘りしたいと思います!
手軽なのに本格的!使い勝手◎のティーバッグ
『NICOTEA』のメイン商品は、6種類のフレーバーのティーバッグ。全商品が日本でブレンド&製造されている、安心・安全かつ本格的な味わいの紅茶です。
最初に驚いたのは、パッケージデザインの潔さ。シンプルかつスタイリッシュで、従来の商品に多い花柄などの華美な装飾がなされていないことでした。
「最近は、紅茶を好む男性も多いんです。女性だけでなく男性にも気軽に手に取ってもらえるよう、ジェンダーレスなパッケージにしました」(吉川さん)
確かに、このパッケージならどんなインテリアにも馴染む! こういったさりげない配慮が随所になされているのが、『NICOTEA』の大きなセールスポイントです。
そして、最大のポイントが〝多めの茶葉と大きめのティーバッグ〟。
「通常販売している紅茶のティーバッグは、約150mlのティーカップに合わせてつくられています。でも、普段おうちではマグカップを使用することが多いですよね。ならば、マグカップに応じた大きなティーバッグを作ろう! ということになったんです」(吉川さん)
通常のティーバッグと比べても、茶葉の多さ、ティーバッグの大きさは一目瞭然。ティーバッグが大きいと茶葉がしっかり開くため、約300mlのマグカップでも味や香りが薄くならないのだそうです。
今回は特別に、『NICOTEA』の紅茶を試飲させてもらいました。
いただいたのは、スリランカ産オレンジペコリーフに瀬戸内レモンチップをブレンドした「瀬戸内レモン」。紅茶からはレモンの香りがほのかに漂い、一口飲んだ途端、身体の中が一気にリフレッシュしたように感じました。
「『NICOTEA』をおいしく飲むコツは、熱々の沸騰したお湯を注いでフタをすること。それだけです。紅茶って作法やルールが多いと思われがちですが、案外手軽に楽しめるんですよ」(吉川さん)
ちなみに、取材陣が驚いたのが、「オレンジペコは果物のオレンジとは全く関係ない」という豆知識。
「オレンジペコは茶葉の等級の名称です。色がオレンジ色だから、人名が由来……など起源は諸説あるのですが、オレンジの風味はしません(笑)」(吉川さん)
絶品紅茶をいただきながら、これまで知らなかった驚きの情報までゲットいたしました……♡
取材時には、期間限定の3種類の水出しティーも販売されていました。
こちらも、500mlのボトルにティーバッグをひとつポンと入れるだけの簡単仕様。暑い日に飲みたくなる、爽やかでトロピカルなフレーバーが勢揃いしています。
「寝る前にボトルに水とティーバッグを入れておくだけで、翌朝には美味しいアイスティーが完成しています。お水も、ミネラルウォーターではなく水道水でOKなんですよ。常温の水のほうが茶葉が開きやすいですし、日本の水道水は浄水されているので、ミネラルウォーターよりフレッシュで茶葉との相性も良いんです」(吉川さん)
入れておくだけ、水道水でOK……。「紅茶は扱い方が難しい」という概念が見事にひっくり返されました。
こちらのフレーバー緑茶「シトラスアールグレイ」も、吉川さんが前日に仕込んでくれていたもの。まろやかな緑茶とシトラスの風味が相性バッチリで、夏にぴったりのスッキリサッパリとした味わいです。
……ん? 緑茶なのにアールグレイ? アールグレイって、紅茶じゃないの?
「アールグレイは、紅茶の品種ではなく、ベルガモットの香りをつけた茶葉のことなんです」(吉川さん)
へぇボタン(若者は知らないかも?)を連打したいぐらい、紅茶の知られざる真実をたっぷりうかがうことができました!
お試しセットやギフトアイテム、最新情報も要チェック!
「フラワーアールグレイ」「ピュアダージリン」「青森りんご」などなど。全6種類の定番商品はどれも魅力的で、セレクトに悩んでしまいます。
そんなときは、6種のフレーバー×ティーバッグ各2個の「6種セット」の購入がおすすめ。すべてのフレーバーをお試しできる上にパッケージもオシャレで、自宅用だけでなく、ギフトにも活用することができます。
「リラックスセット」「リフレッシュセット」は、各3種類のフレーバーとオリジナルミニトートバッグがセットになったお得なアイテム。
このトートバッグが本当に優れもので、普段使いにピッタリの逸品なのです!
「『NICOTEA』は生まれたてほやほやのブランドで、今はネット販売と浅草橋での店頭販売がメインになっています。今後はポップアップストアなども出店予定なので、少しずつ認知度が高まればうれしいですね」(吉川さん)
〝お茶をのんで、にっこり笑おう〟
『NICOTEA』というブランド名には、「お茶をのんで、にっこり笑って欲しい」という願いが込められています。
紅茶を知り尽くした会社の技術と工夫が凝縮された『NICOTEA』のお茶は、おうちでのひとときをグッと格上げしてくれる魔法のアイテム。自分へのご褒美に、大切な人への贈り物に――さまざまなシチュエーションで活躍してくれることをお約束いたします♪
撮影/伊勢 新九朗
取材・文/牧 五百音