ものづくりの街・浅草橋には、大人がワクワクするお店がたくさん。そこで「浅草橋を歩く」では、気になるお店をとことん深堀する企画“おとなの社会科見学”を始めました。
記念すべき第1回目は、浅草橋からちょっと足をのばして……「ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前」。大人気のチョコレートショップをおとずれ、お店の魅力を隅々までレポートします。
▼前編はこちらよりそうぞ!
【おとなの社会科見学・第1回(前編)】 ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前目次
蔵前で、至福のチョコレートタイムを味わい尽くす
前半では、「ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前」のこだわりが詰まった製造工程や商品の数々をレポートしました。
後半は、店内のカフェスペースで味わえるさまざまなメニューをご紹介。季節限定品や、ここでしか楽しめないオリジナルメニューが続々登場します。
気軽に立ち寄れるイートイン&寛ぎのカフェ空間
ダンデライオンには、1階にファクトリーとスタンド、2階にカフェ&ワークショップスペースがあります。
1階のスタンド席は、チョコレートが作られる過程を眺めながらドリンクやペストリーを味わえるスペース。ワクワクした気分で過ごすことができますよ♪
のんびりと寛ぎながらスイーツやドリンクを味わいたい、という方には、2階の広々としたカフェスペースがおすすめ。
ソファでおしゃべりを楽しむ人、デスクで仕事をする人、仕事や家事の合間にひと休みする人・・・バリエーション豊かな過ごし方ができるフロアです。
お店の目の前にある公園には穏やかな時間が流れていて、窓に映る四季折々の風景がまるで絵画のよう。癒やしのひとときに、彩りを加えてくれます。
カフェスペースには、ユニークな仕掛けもあります。ワークショップスペースとしても使用されている一角には、ガラス張りの大きなテーブルが。
このテーブル、ガラス面を覗くと、1階のファクトリースペースの様子を鑑賞することができるのです。
頭上から眺めるファクトリーは、1階で見る光景とはまた異なる印象。知らなかった世界を垣間みると、なんだか童心をくすぐられるような不思議な感覚を楽しめます。
おとずれた時の気分によってテーブルを使い分けることのできるカフェスペースで、ぜひ、あなた好みのひとときを楽しんでください。
カカオの魅力を存分に楽しめる2つのマストメニュー
今回の取材では、広報担当の芹沢さんにおすすめを伺いながらメニューをチョイスしました。
「ダンデライオン・チョコレートをおとずれたらまず食べてほしいのは、やはり蔵前の“シェフズテイスティング”ですね」と芹沢さん。
サンフランシスコ、蔵前、伊勢で販売されている“シェフズテイスティング”は、同じ商品名でも店舗によって全く異なる内容。店内でしか食べられない上に毎日限定30食、産地の異なるカカオを使用した5種類のスイーツのマリアージュを楽しめる特別な一皿です。宝石のように並んだ小さなスイーツは、見ているだけでうっとりするビジュアルをしていますよ♡
こちらのメニューは、右から順に食べていくのがポイント。コースのように組み立てられているので、この順番で食べることによって一品一品をよりおいしく味わえるのだそう。
まずは、しっとり食感の生地からエクアドル産のカカオの香りがふんわりと漂うカヌレから。そしてお次は、グアマテラ産のカカオ豆を使用したチョコレートソースと層になったピスタチオのクレームブリュレ。
確かに、順に食べることによって、異なる食感や風味をより色濃く味わうことができます。
すべてが一口サイズなのも、このメニューの大きな魅力。食べ進めても飽きることがなく、むしろ次のスイーツがどんどん楽しみになってくるのです。
3品目は、爽やかなレモンの風味とベリーズ産カカオ豆のチョコレートがアクセントのタルトシトロン。4品目のプロフィトロールは濃厚なタンザニア産のカカオ豆からできたチョコレートクリームが堪能できるので、ニュアンスの違いが分かりやすく、それぞれのおいしさが一層際立ちます。
そして最後は、カカオの果肉を使用したジュレ。希少な果肉部分を使用したフレッシュな味わいは、ラストにふさわしい逸品です。
蔵前の“シェフズテイスティング”は、カカオを知り尽くした同店だからこそ味わえるフルコース感覚のリッチなメニュー。ダンデライオンの魅力が、このワンプレートにぎっしり詰まっていました。
ダンデライオン一番人気である“ブラウニーバイトフライト”も必食。産地の異なるカカオの特色を存分に味わうことができる画期的なメニューです。
インド・グアマテラ・ベリーズのカカオを使用したこの3つのブラウニー(2019年6月時点・産地は時期によって異なります)、見た目にはほとんど違いが分かりませんが、食べ比べてみると・・・
ひとつひとつ、風味が全く異なるのです!
ペーパーに記載されたフレーバーを参考に食べ比べるのも良いですが、あえて情報を見ずそれぞれの個性を探っていきながら食べ進めるのも一興。
カカオの奥深さを楽しんで知ることができる、五感が満足する新感覚のメニューを、心ゆくまで堪能してください。
ここでしか味わえないメニューやオリジナリティあふれるドリンクの数々
おすすめしたいメニューはまだまだあります。店頭には、どれにしようか迷ってしまうほど魅力的なスイーツがずらり。どのメニューにも厳選されたカカオがお菓子に合わせて使われているので、色々な角度からおいしさを楽しむことができます。
新商品のレモンタルトもおすすめ。レモンの爽やかさと濃厚なチョコレートのハーモニーがヤミツキになるおいしさですよ♪
メニューの中には、ファクトリー&カフェ蔵前でしか味わえない特別なメニューや季節限定商品も。
季節の変化に応じて続々登場するので、おとずれた際はチェックをお忘れなく♡
ダンデライオンは、ドリンクにも並々ならぬこだわりを持っています。
バリスタが淹れるコーヒーやチョコレートドリンク、カカオの果肉を使ったスムージー、さらにはアルコールまでラインナップされており、チョコレートスイーツとのペアリングは無限大。
近くにお店を構える「NAKAMURA TEA LIFE STORE」のほうじ茶を使用した“クラマエホットチョコレート”は、後味がスッキリとしながらもコク深い味わい。チョコレートと有機栽培ほうじ茶、それぞれが持つ個性が引き立ち合う絶品ドリンクは、ものづくりの街・蔵前ならではの個性あふれる一品です。
男性の支持率も高いという“ミッションホットチョコレート”は、オールスパイスやカイエンペッパーなどオリジナルブレンドのスパイスを使用した個性豊かなドリンク。
スパイシーな味わいは、飲み進めるほどクセになっていく摩訶不思議なテイストですよ♪
まとめ
「チョコレートの、そしてダンデライオンの魅力をもっと発信していきたい」
芹沢さんをはじめ、ダンデライオンで働く皆さんは、チョコレートの世界の探求を日々続けています。
知れば知るほど奥深さを感じるチョコレートは、大人にこそ楽しんでほしい究極の嗜好品。眺める角度を少し変えると、新たな魅力を見出すことのできる魔法の食べ物だと思いました。
ぜひダンデライオンをおとずれて、甘くて謎多き魅惑の『チョコレートワールド』に浸ってみてください。
▼スポット情報
店名: ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前
文・写真/牧 五百音
【おとなの社会科見学・第1回(前編)】 ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前