編集長より、「廃墟展」のお誘いがあった時点では「廃墟……?」という状態だった私。しかし、サイトを見るとすでになんだかかっこいい世界が広がっていたのです! これは見たい! と、去年に廃墟展に行き、すでにファンになったウキウキ編集長とTODAYS GALLERY STUDIO.(東京ギャラリー)にて開催中の『変わる廃墟展2020』に行ってまいりました!
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廃墟のイメージがガラリと変わる!2015年から続く人気展示『変わる廃墟展』
TODAYS GALLERY STUDIO.は、東京と名古屋に構える『今ココでしか発信出来ない、他とは違う”なぜか楽しい”そんな企画』を届けているギャラリーです。今は、『変わる廃墟展2020』を開催中。編集長もファンとなり、2年連続で通っているわけですが、2015年から開催されている人気の展示です。
啝、krampus、Departure、toshibo、ふゅーりー、ephemeral 6090、gorio、hachi、hirade、mashiro、えぬびー、ORGANIZE、Hellhammer、SHIKIBRAND、8stら15組のアーティストが参加し、廃墟の美しさをそれぞれの角度から切り取っています。
訪れた祝日、カップルや友人同士、皆さん真剣に、そして、楽しそうに見ている姿がありました。「俺、これ好きだなぁ」「RPGに出てきそう!」といった会話が聞こえてきます。「すごく綺麗……!」と思わず声を漏らしてしまうほど、見入ってしまう作品ばかりです。
『変わる廃墟展』ちえこじのお気に入り作品を選んでみました!
たくさんの作品があり、どれも素敵なので選びきれないのですが、少しだけ、作品の紹介も兼ねて、ちえこじのお気に入り作品を紹介していきます。
まずは、toshiboさんの作品。緑が生い茂った中に潜む階段がぐるりと続く建物。まるで、『天空の城ラピュタ』の世界観。物語の終わりなのか、始まりなのか。頭の中でストーリーが浮かんできそうです。
続いて、SHIKIBRANDさんの作品。学校というフレッシュの代名詞のような場所が廃退した様子が心をざわつかせます。廃墟の良さはこのはかなさなのではないでしょうか。
krampus さんの作品。楽しい場所である遊園地の、くるくると回るメリーゴーランドが動くことなく時を止めたまま、自然に飲み込まれていく様子がはかなくもあり、美しくもあります。
廃墟を飲み込んでいくのは緑ばかりではありません。廃墟が水に飲みこまれていく様子を切り取っているのはDepartureさんの作品。人間は自然を前にしたときに、いかにちっぽけな存在なんだろう、なんて思いがよぎります。少しSF感漂う雰囲気がお気に入りです。
いかがでしょうか。
他にもたくさんの作品がありますので、ぜひ、みなさんにも自身のお気に入りを見せていただきたいです! それぞれのアーティストの展示横には、ノートも配置されていましたので、感想をアーティスト本人にもぜひ伝えてあげると喜んでくれそうですね!
帰宅してからも楽しめる『変わる廃墟展2020』
会場では、展示作品のポストカードやクリアファイルなどの限定グッズも販売していました。
編集長が夢中になって買いあさっている瞬間も激写。
『「変わる廃墟展 2020」公式図録』『「変わる廃墟展」公認!変わる廃墟写真集』など、展示作品が詰まった画集も販売していて、私も図録をゲット。家でもこの廃墟の魅力をじっくり味わえます。
そして、参加アーティストの名刺もずらりと並び、持ち帰れるようになっていました。お気に入りのアーティストを見つけたら、公式サイトやSNSなどで活動を見守るのも楽しいですね!
TODAYS GALLERY STUDIO.を運営する株式会社BACON の鍋田さんにいろいろ聞いてみました!
面白い展示を数々行なっているTODAYS GALLERY STUDIO.。まずは、存分に楽しんだ廃墟展について聞いてみました。
編集部:なぜ、廃墟展をはじめようと思ったのでしょうか。廃墟の魅力や見どころを教えてください。
鍋田さん:私たちが「変わる廃墟展」を始めた時は廃墟のイメージは暗く、怖い、そして心霊的なイメージでした。そのイメージを転換するためにこの企画展を思いつきました。廃墟のいずれは無くなっている儚い美しさに注目して欲しかったからです。
編集部:どんな展示会が多いのでしょうか? また、どんな軸で展示テーマを考えていますでしょうか?
鍋田さん:ほかではやらない視点に着目した企画催事を軸にテーマを構築しております。ひとつひとつの企画を丁寧に制作しております。ご来場頂くお客様が少しでもやすらいだ気持ちになって頂ければ幸いです。
編集部:今後はどんな展示会が予定されていますか? また、どんな展示会をやっていきたいと考えていますか?
鍋田さん:大型連休になりますが、「ミニチュア写真の世界展 2020」を開催予定です。2020年初となる開催ですので、出展作家陣も過去最大の規模になります!
入口には、過去の展示のチラシも飾ってあり、どれも確かに着眼点がほかではなかなかないもので、面白いものばかり。少しマニアックなところが惹きつけられる秘訣のようです。
コンセプトが面白い気になるギャラリーTODAYS GALLERY STUDIO.をあなたもぜひ楽しんで!
2014年7月にオープンしたTODAYS GALLERY STUDIO.「東京ギャラリー」は、国際線の通る空港へもアクセス出来ることから、“ココから世界に発信出来るものを作りたい”という想いで浅草橋に居を構えたそうです。西口改札から徒歩約7分ほどと近いので、ぜひ、東東京散策や、空港を利用して東京観光をされる方も、足を延ばしてみてください!
TODAYS GALLERY STUDIO.「東京ギャラリー」
〒111-0053 東京都台東区浅草橋5-27-6 5F
TEL:03-5809-3917
営業時間:11:00-19:00