「千貫神輿」渡御のロックさでも有名!鳥越祭りの鳥越神社で例大祭御朱印を頂いてきた。

関東最大といわれる千貫神輿の神輿行脚で有名な鳥越神社の鳥越祭り。

「火事と喧嘩は江戸の華」を象徴するような、喧嘩祭りとしても知られいて、はじめて見た観光客はその迫力に度肝を抜かれるといわれます。

そんな華やかな例大祭が、6月8日、9日に行なわれます。小雨ふりしきる祭りの前日、大祭御朱印が頂けるということで、祭りの前に鳥越神社にお邪魔してきました。

ロックンロールな鳥越祭りの主役「千貫神輿」とは?

「千貫神輿」とは、祭礼などで使用される神輿の中でも特に大きいもののことを指し、「千貫」の千は約3.75トンに相当するとされます。

なかでも、鳥越神社の御本社神輿は関東最大級を誇り、元祖千貫神輿として全国にその勇壮が知られています。

また、巨大な胴に比べて担ぎ棒が短くて太いため、担ぎ手ひとりの負担が大きく、さらに狭い下町を渡御するので、難しい神輿渡御のひとつとしても有名です。

難しいがゆえに担ぎ手たちが荒っぽくなり、ところどころで担ぎ手同士の小競り合いが起こり、それが鳥越祭りを彩る華ともなっているようですね。

最近では、毎年SNSなどで、「鳥越祭りがロックすぎる」とちょっとした話題となっています。

祭り前日の午前中には境内に神輿が出されていて、関係者の方々がチェックなどを行なっていました。

鳥越神社の由来

浅草神社同様に、鳥越神社の創建も古く、今から約1360年以上も昔、村民たちが日本武尊を白鳥明神として奉祀したことが起源とされています。

その後、前九年の役の際、源義家がこの地を訪れて鳥越大明神と改めました。

なぜ、「白鳥」から「鳥越」となったのか気になりますが、それは境内の手水舎に掲げられた「鳥越神社御由緒」から抜粋してみると紐解けます。

祭神日本武尊がおたおれの後白い鳥におなりになったと言う傳へから起って居りまして尊をお祭りした。御社にて多くこの御社名があります然るに今から八百五六十年も昔の永承年間の頃かの名高い八幡太郎義家公がお父上の頼義将軍と奥州征伐に、おいでになりました時、その頃は此の辺が一面の海でしたから向ふ岸に渡ることが出来ないので河原に陣をしいて、どこかに浅瀬がないものかと色々お探しになりました所がその時白い鳥が飛んで来て何か教へる様に見えましたのでその鳥の行くえをお探しになりますと、なんとなく浅瀬がわかりましたから直ちに軍勢をやすやすと渡すことができました。(鳥越神社御由緒より)

そう、つまりは、その白い鳥の案内があったからこそ義家公は渡河することができたのです。

そして、彼がこの場所は何という地名なのかと聞いたところ、日本武尊をお祭りした白鳥大明神の鎮座所という答えがかえってきたため、「鳥の越えて浅瀬を教えられた」由縁をもって、鳥越大明神の社号を奉ったということだそうです。

鳥の行方を追って大川(隅田川)を渡ることができたことにちなんだ地名……なんともロマンティックなお話じゃありませんか。

鳥越神社大祭御朱印は書き置き対応です。

普段は、お書き入れをしていただける鳥越神社の御朱印ですが、鳥越祭りの期間中に頂ける御朱印は、見開きの書き置き御朱印のみとなっています。

右側に描かれた、猪と夜まつりの図は、宮司さんが描かれたものだそうです。このほか、末社である志志岐社と福寿社の御朱印があり、通常の鳥越神社の御朱印ともども、これらは縦に書かれる御朱印になります。

「浅草橋を歩く。」編集部としては、次回は、お書き入れの通常版も頂きに訪れたいと思いました。宮司さんからもお話をお聞きしたいですね。

境内散策

【社殿】

本殿は、入母屋造でシンプルながら美しい形をしています。

【境内】

向かって奥に社殿があり、左側に手水舎、右側に社務所があります。中央には、鳥越祭りで使用すると思われるテントが設営されていました。

【社務所】

こちらで御朱印を頂くことができます。そのほか、絵馬や御守りなども授与されています。

【電光掲示板】

あまり見かけたことのない神社案内をしてくれる電光掲示板がありました。御由緒だけでなく、境内案内から「参拝方法、神道とは?」に至るまで、様々な情報を知ることができるようになっています。これはうれしいですね!

【福寿神社】

境内社である福寿神社。お稲荷さんである倉稲魂命、七福神の大黒天神と恵比寿神、そして、菅原道真公が祀られています。

【志志岐神社】

安産を守る神・豊玉姫命を祀る境内末社。産婦社域内の御石を頂き安産を祈り、お礼に御石を納め箒を納める風習があるそうです。

【鳥越の夜祭り絵馬】

この時期限定で授与される夜祭の様子が描かれた絵馬です。編集部でも頂いたので、願い事を記載してから祭りに行くアルバイト君に結んできてもらいます。

駅から少し歩くのでアクセス方法を詳細に!

一番近い最寄り駅は「蔵前」になりますが、「浅草橋」からでも徒歩8分くらいで行けるので、実際に歩きながら道順をご紹介いたします。

  • STEP.1
    JR「浅草橋」駅西口改札を出て左に曲がる。改札口は小さいですが、出る方向を右か左かで間違えないように!
  • STEP.2
    そして、すぐに右折して、ガード下を道なりに進んでいく。歩いてすぐの右側に昼ごはんレポートをした「梅の木」があります。
  • STEP.3
    2つ目の交差点を左折する。振り返ると、ガード下をくぐる道があります。西口と東口への距離を示す文字も。

  • STEP.4
    そのまま直進し、信号のある交差点まで歩く。道の両側にはニッポンレンタカーとミニストップがあります。
  • STEP.5
    「浅草橋一・二丁目」と書かれた信号を渡ってさらに直進する。あとはひたすら進むだけになります。
  • STEP.6
    「和食 食楽」を通り過ぎる。道の左手には様々な飲食店がちらほらをあります。この店、美味しそうでした。
  • STEP.7
    信号機のある交差点を渡る。遠くに見える大きな木こそが、鳥越神社の木になります。
  • STEP.8
    そのまま直進して、遠目に見える信号を右折する。写っている「すし栄」も美味しそうでした。
  • STEP.9
    この交差点を渡ってもいいけれど、とりあえずここを右折する。境内入り口はもう少々右側にあるのです。
  • STEP.10
    この交差点を渡れば到着! 向かいに見える鳥居が入口です。

祭りの準備のためか、入り口からは入れなくなっていましたが、側道から入ることができます。

ほら、この通り!

歩き終えての一言(編集後記)

祭りの時期が6月のため、祭り当日に雨が降ることが多いと言われる鳥越祭りですが、前日もしっかりしとしと雨が降っていました。

とはいえ、境内はせっせと準備に勤しむ男衆、女衆の姿が見えて、祭りの前のワクワク感を楽しむことができました。

そして、鳥越の方まで足を伸ばしたことはなかったのですが、この界隈も美味しそうな飲食店がたくさんありそうですね。

ちょこちょこ参拝しに行こうと思いました!

文・撮影:伊勢新九朗

【データ】
鳥越神社
〒111-0054 東京都台東区鳥越2-4-1
鳥越神社のHP
http://www004.upp.so-net.ne.jp/kab_ra/

 

◆鳥越祭2019のタイムスケジュール◎2019年6月7日(金)
17:00 宵宮清祓式

 

◎2019年6月8日(土)
10:00 例大祭式
13:00 御神前太鼓演芸奉納
・各町御神輿渡御

 

◎2019年6月9日(日)
06:30 御本社神輿(千貫神輿) 宮出
21:00 御本社神輿(千貫神輿) 宮入
・江戸里神楽奉奏

※千貫御輿渡御・鳥越夜まつりは19時頃から。