ベルトやレザー製品を扱う「WINS FACTORY(ウィンズファクトリー)」に、ここでしかゲットできないとっておきの逸品があるとの情報をキャッチ。さっそく、お店にお邪魔して、噂のアイテムをリサーチしてきました!
お店には、噂のアイテム以外にも魅惑的な製品がたくさん。今回は「WINS FACTORY」の楽しみ方を、徹底的にレポートいたします♪
アットホームで居心地抜群な“レザー好き”の聖地
「WINS FACTORY」は、浅草橋駅から徒歩約2分、柳橋中央通沿いにあります。
同店は、ベルトやレザー製品を扱うお店。……とはいっても、レザーに縁遠い人にとっては、なかなか入店するきっかけがないですよね。かくいう筆者も、革製品には疎い人生を歩んできました。
というわけで、意を決してお店へと足を踏み入れます!
店内には、所狭しと“レザー”が陳列。「どこからどう見ていいのかわからない」と少々戸惑っていると、お店のスタッフの方々が優しく対応してくれました。
今回取材に応じてくれたのは、オーナーの田中さん(写真向かって右)、広報マネージャーの吉川さん(中央)、職人の宮野さん(向かって左)の3人。
お写真からも伝わるように、3人のチームワークは抜群。店内は常に和気藹々とした雰囲気で、居心地抜群の空間でした。
同店は、ベルトやレザー製品、そして、上質な革素材などを扱うお店。オーダーメイドの革製品を作ってもらえるほかに、ベルトをはじめとしたレザー小物やカバン、そして、DIY用の素材や部品も販売しています。
ベルトやファスナーを取り扱うメーカーに勤めていた田中さんは、レザーのエキスパート。
「鞣(なめ)しの技術は海外の方が圧倒的に発達しているので、うちでは主に海外の革を取り扱っていますね」(田中さん)
製品に対して真摯な田中さんは、率直な意見や感想しか言わないからこそ、常連さんたちからの絶大な信頼を得ています。
この道40年の宮野さんは、笑顔がとてもチャーミングで気さくなお人柄。しかし、店内にある工房に足を踏み入れた途端、雰囲気は一変。とてもエレガントで艶のある動作で作業を行ないます。
吉川さんは美大を卒業したのち、革に興味を抱き同店へ入社したそう。お店には、吉川さんが描いたベルトの絵画が飾られています。
3人が織りなす唯一無二のムードが、このお店の魅力のひとつなのではないかと感じました。
同店の代名詞的商品「フリコベルト」って?
そろそろ、冒頭でお話した『とっておきの逸品』をご紹介したいと思います。
とっておきの逸品とは、このベルトのこと。一見すると普通のベルトにしか見えませんが、よ〜くご覧ください。実はこのベルトにはピンホールがないのです。
このベルトは『フリコベルト』といって、同店が独自開発したもの。2010年には特許も取得し、発売以来人気を博している同店の代名詞的商品です。
フリコベルトは、バックルと革の摩擦を利用して止まる仕組みになっているため、フリーサイズで微調整も簡単。
しかし、製品を眺めているだけではいまいち使い勝手が分かりません。ということで、編集長にモデルになってもらい、ベルトを試着! すると……
「最初はピンホールがないので戸惑うけれど、一度使い方を覚えたら自由自在。ホールド感はしっかりあるのに微調整が簡単で、使い心地も最高!」
筆者も試してみましたが、編集長の言葉通りとにかく使い心地が◎。食事後に「お腹が苦しい!」となっても、1ミリ単位で、しかも周りにバレないようにベルトを緩めることだってできちゃうのです!
ベルト穴がないため、革が傷みにくいのも嬉しいポイント。しっかりと管理すれば、半永久的に使用することができますよ♪
シンプルなフリコベルトは、老若男女、どんな服装にもマッチ。しかもオーダーメイドなら、材質やバックルの種類を選んで、あなた好みのフリコベルトを作ってもらうことも可能です。
上質な革やバックルを使用しているのに、お値段は6000円台〜(運が良ければセール品もアリ!)とリーズナブル。ひとつ持っておけば、さまざまなシチュエーションで活躍してくれること間違いなしです。
レザークラフトにチャレンジしてみよう!
上質な革を取り扱っている同店には、レザークラフト(DIY)が趣味の人が多数来店。
店頭で皮漉(す)きや裁断加工を行なってくれるだけでなく、相談にも乗ってくれるので、初心者でも気軽にチャレンジすることができます。
取材時、常連さんがお手製のカバンを披露してくれました。
上達すれば、こんな素敵なカバンを手作りすることもできるようです。
オーナー田中さんのエプロンももちろん手作り。経年変化でどんどん味が出てくる革製品は、使えば使うほどツヤが出て馴染んでいくそう。
ベルト店と謳うだけあって、バックルの品揃えも充実。DIYすれば、なかなかお目にかかれないようなレアなベルトだってつくることができます。
ビギナーさんは、店頭で販売されている500円前後のハギレからスタートするのがおすすめ。リーズナブルなハギレなら、失敗もこわくありません。
また、近所には同店と仲良しのレザークラフト教室を開催する「富士鞄工房」も。挑戦してみたい方は、ぜひ、そちらにも足を運んでみてくださいね♪
「作るのはハードルが高いかも」という方は、小物をゲットしてみては?
コインケース(大800円・小500円)は、お手頃なお値段でプレゼントにもぴったり。店頭には小物入れやカードケースなど、ハイセンスな小物が揃っているので、そちらも要チェックです。
レザーの知識がなくても楽しめるお店
レザーの知識をなにひとつ知らない筆者がとても楽しい時間を過ごすことができた「WINS FACTORY」。
「フリコベルトをゲットしたい」「最近レザーに興味がある」「DIYで、オリジナリティのあるものを作ってみたい」という方なら、さらに有意義で充実した時間を堪能できるはずです。
「WINS FACTORY」で、レザーの魅力に触れてみてはいがかでしょうか?
撮影/伊勢 新九朗
取材・文/牧 五百音