浅草橋と蔵前のちょうど間にある、「ヤネウラ」。
江戸通りに面してるお店で、浅草橋をよく歩いている方は一度は通ったことがある方が多いのではないかと思います。
なぜなら、私もその一人だったからです(笑)。
お店のアンティークな雰囲気が入り口からわかりやすく、階段を上がると本当にだれかの家の「ヤネウラ」に入るかのようです。
店長の白坂さんがアンティークの家具が好きで、その世界観を食事と共に楽しめます。
店長が少しずつ集めた珍しいインテリアたち
ドアを開けて入ると、壁にズラーっとアンティーク家具と小物が並んでいます。
店長が少しずつ集めたもので、なかには自分で作ったものもあるとのこと。
そのなかでも特にインパクトが強いのが、天井からぶら下がっているこのハンモックです。
このあたり近辺では、唯一ハンモックがある店なのではないかと思います。
フライパンも銅色のものが並んでいて、飲食店にぴったりの飾り物。
お店に入ると、「ヤネウラ」世界に入ったかのような気持ちになります。
どんなお食事が出るのか、ワクワクです。
コース料理をいただきます!
今回の取材は、当サイト編集長である伊勢さんと一緒に行ってきました。
はじめに飲み物を頼もうと思ったら、アンティークっぽいメニューが出されてテンション上がりました!
ドリンクはビールからウィスキー、ワイン、ソフトドリンクの種類方なメニューからお選びいただけます。
はじめに伊勢さんはコロナビール、私はハイボールにしました。
ハイボールはウィスキーも選ぶことができ、自分好みのものが飲めるようになっています。
お食事開始です。
今回のお食事はコロナ禍対策として、店主のお任せコースとなっています。食材や季節によってメニューが変わることもありますので、以下のコースをご参考までにお願いします!
まず出てきたのが、大きなカツオのたたきがたっぷりのサラダです。
甘酸っぱいドレッシングもついていて、カツオとの相性抜群です。
オニオン、マッシュルーム、オニオンフレークで食感もしっかり楽しめるサラダになっています。
続きまして、フワフワクリームチーズとバゲットです。
名前通り、クリームチーズが口の中にとろけるくらいフワフワでした。
フワフワだから独特のクリームチーズの臭みもあまり強くなく、少したらしてある蜂蜜でほんのり甘い仕上がりになってます。
続いて、鶏肉と海老芋の揚げだしです。
前の一品からまた和風テイストに戻り、お出汁と鶏肉の旨味たっぷりでした。
ホクホクの海老芋にも味がしっかりと染み込んで、お酒がよく進みます。
次は豪華な帆立とアスパラときのこのバターソテーです。
ひとつひとつの帆立が大きくて、バターソテーでこんなに歯応えを感じられるのは贅沢だと思いました。
野菜の甘みと帆立の旨味がバターとよく絡み、これもまたとても美味しい一品でした。
まだまだお食事は続きますが、ここで次のお飲み物に進みます。
伊勢さんは先ほどのコロナビールからビンタンビールに変わり、お洒落な銅色のコップで飲みました。
ヤネウラさんワインも種類豊富です!
今回はカラフェのハウスワインを頼みました。
2人でも全然飲めるサイズで、カラフェでワインの色を楽しめます。
まだまだ終わらない無国籍料理パラダイス!
続きまして、黒毛和牛のステーキです。
見ての通り、ミディアムレアの焼き加減で肉汁がキラキラしてます。
食感も柔らかく、添えてあるステーキソースと一緒食べるとより肉の旨味を感じられます。
ワインとの相性抜群で、秒で食べきりました!
ステーキでコースのピークにたどり着いたと思いきや、ここでなんとボリュームたっぷりの大粒カキフライと賀茂茄子の揚げ物です!
カキフライの外がサクサクで中がホクホク、2種類のソースを交互に付けながら食感も味もたっぷり楽しめます。
賀茂茄子の揚げ物も油が染み込んでいて、茄子が溶けるぐらい柔らかくなっていました。
〆には煮豚と卵の炊き込みご飯です。
土鍋で炊いているので、お米の甘みと豚肉の旨味が卵とよく絡み、お腹いっぱいだったはずがまた急に食欲が出てきた気がしました。
味付けもシンプルで、いろんなお料理を楽しんだあとにちょうどいい〆でした。
最後はしじみ入りの味噌汁。
炊き込みご飯をいただいたあと、ゆっくりと出汁たっぷりのしじみ汁を飲み、お腹のリセットがされる気持ちでした。
コース料理にアレコレ飲んでも安かった
お食事も雰囲気も見どころ満載の「ヤネウラ」さん。
コース終えたあと、ここのレストランは何料理になるんだろうと思い、白坂さんが「無国籍料理だ」と言いました。
洋食だから美味しい、和食だから好きではなく、白坂さんが作ったものが美味しいと思える時間でした。お値段もリーズナブルで、今回のお食事とお飲み物、2人で約1万2千円ちょっとでした。
お家の屋根裏のように、一品一品から楽しさ、美味しさを感じることができました。
ぜひ、「ヤネウラ」に訪れ、お食事とお酒と共に、この気持ちを味わってみてください。
※いつもな感じでホームページをリンクしてください。
写真・文/ディニティ夏幸