2024年5月に開催された「浅草橋ハンソデ総選挙2024」。三度目となるイベントは、マロニエ祭りの会場内でおこなわれたこともあり、大盛況のうちに幕を閉じました。
あの興奮から半年経ってしまいましたが、総選挙にて総合優勝を果たした「一新亭」の、お祝いレビューを公開します。
2026年で創業120年に!
浅草橋を歩く。ではじめて「一新亭」を訪れたのは、2020年。
その際の記事のタイトルが創業115年だったのだが、そこから早5年が経過、老舗洋食屋はいまだにその長寿を更新し続けている。
老舗力が勝ったのか、地元、浅草橋で開催された2024年の「ハンソデ総選挙」では見事総合優勝を果たし、「浅草橋に一新亭あり」を高らかに発信することができた。そんなまちの老舗洋食屋の魅力については、もはや、再三記事にしているため、どんなお店なのか、店主の秋山武雄さんはどんな人物なのか、については、これまでに記事を参照されたし。
とにもかくにも、一新亭といえば「三色ライス」に「オムライス」。
揚げたてのカツをおまけでのせるとその存在感は圧倒的で、食いしん坊たちの胃袋もいっぱいに満たす、浅草橋グルメを代表するメニューなのだ。
ランチビールもあるので、がっつりライスと共に昼から一杯呑むのも楽しいよ。
優勝したハンソデはオムライス
人気メニューのオムライスを背中にしょったTシャツでエントリー。
表の胸元には「since1906」の文字が刻まれた暖簾イラストが。
店主の秋山武雄さんは、アマチュアカメラマンとしても名を馳せ、いまも読売新聞でコラムを連載している。
第4回となるハンソデ総選挙では、「ぜひ、三色ライスのTシャツを!」という、ファンたちからの声も聞こえてきている。
2025年には新たな展開が……!?
2025年1月14日(火)には、NHKの『100年食堂』にとりあげられる予定で、TVを観たあとにこの記事にたどり着く方もいるかもしれないが、じつは、百年愛されてきた洋食屋に、今年、ある変化が起きることになっている。
長いこと親しまれてきた一新亭、その歴史の重みとかさなって、建物自体の老朽化が著しく、耐久性の観点からもこのまま維持していくことは難しく、リフォームを検討しなければならない時期にきているという。
秋山さん自身は、「後先もそこまでないからこのまま建物と一緒に……」なんて粋なことを考えていたようだが、娘ふたりが立ち上がり、「お父さんとお母さんの魂を継いでいきたい」というおもいから、リフォーム工事を決断したのだ。現在、6月あたりから解体工事を予定、いまの建物での営業は5月をめどに終止符をうつ。
いずれにせよ、大きな工事となるため、町の人、ファンの人たちと共につくりあげるとあるプロジェクトも計画中で、浅草橋を歩く。でも改めて発表する。この記事をご覧になった方々は、ぜひとも、我らが浅草橋の〝100年食堂〟の存続を応援してほしい。
「洋食 一新亭」
営業時間:11:30~14:30
定休日:土曜・日曜・祝日
お問い合わせ:03-3851-4029
文・写真:伊勢新九朗
浅草橋ハンソデ総選挙2025開催決定!?
3年続いた町のTシャツコンテスト、2024年は投票数が1000を超えるなど、大きな盛り上がりを見せ、今後さらなる拡大も期待されるイベントへと少しずつ成長してきているため、継続を望まれる声が多数聞かれ、今年も開催する方向で動いております!
続報は浅草橋を歩く。各種SNSで展開しますが、ひとまずは参加されたいという店舗は、年明け早々のいまくらいからデザインなど考案しておくと、スムーズにエントリーすることができるはずです。
それまでは、これまでの浅草橋ハンソデ総選挙の記事を振り返りつつ、今年の開催を楽しみにお待ちください。
ハンドメイドの聖地・浅草橋がおくるTシャツの祭典「浅草橋ハンソデ総選挙2024」、今年は第17回マロニエまつりにて開催が決定!!
引き続きよろしくお願いいたします。