写真でよみがえる昭和の浅草橋「風景と暮らし 半径200mの写真展」開催中!

浅草橋の人気老舗洋食店「一新亭」の店主であり、町が誇るアマチュアカメラマンの秋山武雄さん。
そんな秋山さんが撮影した、昭和中~後期の町の風景写真を集めた写真展が開催中です。

お店とギャラリーのある浅草橋3丁目を中心に撮影された作品には、かつての町や人々の営みが生き生きと写し出されています。

当時の日常を切り取った温かく懐かしい27点

会場であるギャラリー「+BASE」と「一新亭」はお隣どうし。
写真展のサブタイトルである“半径200mの写真展”からもわかるとおり、15歳の時から東京の町を撮り続けてきた秋山さんの数ある作品の中から、今回はこの近所で撮影された27点が展示されています。

たとえば、この猫を抱きながらハーモニカを吹く少年は、お店の並びにあった飴屋の息子さんで、よく被写体になってもらっていたそうです。

ご近所さんの顔馴染みであるからこそ、自然で生活感のある表情が引き出されています。

他の作品も同様で、展示されている写真にはどれも飾りっ気がなく素朴な瞬間をとらえたものばかり。

しかし、だからこそ当時の町や人の様子がありありと写し出されていて、そこに我々は惹きつけられるのかもしれません。

歴史を知り、町とつながる

今回写真展を主催した「+BASE」とは、不定期にギャラリー・カフェ・商店・スタジオなどとして使用されるシェアスペースです。

2年前に「一新亭」の隣のビルに移ってきた設計事務所がその1階を利用して運営しています。

「+BASE」もまた、地域とのつながりを育み、浅草橋の魅力を発信したいという想いがあるそうです。

今回、お隣さんであり、町の暮らしを記録してきたカメラマンでもある秋山さんの写真展を企画したこともそういった経緯から。

そこには、町ぐるみで楽しいことができれば! と、人々とのつながりを求めて浅草橋を歩き始めた「浅草橋を歩く。」編集部とも同じ志がありました。

写真展を出てからも楽しみがいっぱい

写真展を楽しんだあと、もちろんその前でもいいのですが、ぜひとも「一新亭」にもお立ち寄りください!

名物の三色ライスは絶品でボリュームも満点。

浅草橋FANBOOKの表紙にも使わせていただいた、町を代表するご当地グルメです。

以前紹介させていただいた詳しい記事はこちら↓

「洋食 一新亭」愛されて115年! 店主の優しいアイデアから生まれた欲張り“三色ライス”は必食の一皿

また、会場では展示された写真の撮影場所が記されたマップがもらえます。

それを片手に浅草橋を散策し、当時と今の眺めを見比べてみるのもきっと楽しいはず!

ちなみに編集長・伊勢が撮影したこちらの1枚。

当時の町並みと見比べてみてどうですか?

皆さんも町のビフォーアフターを撮影し、SNSなどで紹介してみてはいかがでしょう。

そして、秋山さんの作品をもっと見たいという方は、ぜひとも写真集を購入し、引き続きご自宅でもノスタルジックな感動に浸ってみるのもいいかもしれません。

企画概要

企画展名: 「風景と暮らし 半径200mの写真展」
開催⽇時:2022年3⽉28⽇(月)~4⽉15⽇(金)
営業時間:11:00~18:00
休館⽇:土・日曜⽇
会場:+BASE
入場料:入場無料
※新型コロナウイルス感染症対策に取り組み運営いたします。

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