おうち時間が長くなった2020年、部屋での過ごし方にこだわる人が増えています。秋の夜長、冬のおうち時間を温かく灯してくれるキャンドルも注目アイテムの1つ。
パステルカラーが乙女心をくすぐる浅草橋のキャンドル屋さん「アリコルーム/ARICO ROOM」。
2020年7月に前の店舗をクローズし、2020年10月3日に新居地で再オープンします。毎日の生活に、癒しをプラスしてくれるキャンドルの魅力に迫ります。
目次
「アリコルーム」10月3日再オープン
浅草橋の柳橋に新しくオープンする「アリコルーム」。柳橋エリアのラベンダー色のビル2階です。赤い扉(ちょっと重い)を開けて中に入ると、沢山のキャンドルが迎えてくれます。
白を基調としたインテリアにパステルカラーのキャンドル。ヨーロッパのお部屋をそのまま持ってきたようなガーリーな世界。
アリコルームはキャンドル教室をメインとしたお店です。
※キャンドルの購入のみも可、営業日と営業時間を要確認
店内では、かわいらしいキャンドルもさることながら、フレンチテイスト溢れるインテリアにも目を奪われます。
OLがキャンドル講師になったワケ
ロマンチックなセンスなのに、意外に(?)さばさばとしているオーナーの有田さん。これは話しやすい、なんでも聞いてしまえ。
ー なぜキャンドルだったのですか?
「習い事を始めるとき、最初はネイルにしようと思っていたんだけど、ネイリストって沢山いて…。他の習い事ににしようと選んだのがキャンドルでした。」
この時、有田さんは会社勤めの30代。20代前半の子と肩を並べて学んで沢山のうちの一人になるのはなんだかな。って気持ち。わかる…。
それからキャンドルの魅力にはまっていった有田さん。習っていたコースが終了、もっと学びたいのに、先生に「もう教えることはないから、自分でお店を開きなさい。」と言われ、そのまま教室を開きます。
OLとキャンドル教室の2足のわらじ生活がスタート。2013年当時、キャンドル教室が他になかったため、人気がでて忙しくなり、キャンドル1本で進むことに。
「一人で生きて行かなきゃならなかったから、手に職が欲しかった。今生きていられるのはキャンドルのおかげ。」
毎日を悶々と生きている女性が、一歩踏み出せそうなストーリーが聞けてしまった。
色とりどりのキャンドルは飾って灯して
キャンドルの魅力が最大限に引き出されるのは、火を灯したとき。もちろん飾って眺めてもいいけど、火が灯ればまた違った表情を見せてくれる。
コロナウィルスの影響で教室の開催ができなかった時期に、オンラインショップを開設。その時の商品名は「灯してねセット」。直球過ぎる名前だけど、飾るのではなく灯してほしいから。
出品すればすぐに売れてしまうというアリコのキャンドル。有田さんも、キャンドルをしばらく見ないと落ち着かないそうで、キャンドルに癒しを求める方は多いのかも。
お菓子のような楽しいキャンドル
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アリコのキャンドルは見て楽しいお菓子のようなシリーズもいっぱい。
写真を撮っているうちに、美味しそうに撮らなくちゃ、と思ってしまった程。ちなみに有田さん、お菓子作りはしません。
1日体験から資格取得コースまで。アリコのキャンドル作りレッスン
「アリコルーム」は、キャンドル作りが初めてで、1日体験したい方も、基礎からしっかり学びたい方も楽しめる教室。日本キャンドル協会認定資格が取れるコースもあります。
「1つ作りましょうか?」と有田さんが目の前で作り始めたキャンドル。
あっという間に、きれいな夕焼け色のキャンドルが完成。これは、自分でも体験したくなる。灯したくなる。
アリコルームは、初心者も上級者もみんな平等に楽しく過ごせる空間。1回のレッスンの定員数は少なく、わからないところはとことん教えてもらえるのがいい。
まだしばらく続きそうなおうち時間の日々。
夜が長くなるこれからの季節に、キャンドルをお部屋に灯してみませんか?
撮影・文:UKOARA
[住所]東京都台東区柳橋1丁目30−2[営業日] インスタグラムで確認してください。