今日のテーマは、ヨーロッパの小さな国・チェコ共和国。チェコといえば、何を思い浮かべますか?
おとぎの国のようなかわいい町並み、チェコビール……。
本日やってきたのは、柳橋エリアの浅草橋産業会館。マンションのような雰囲気の建物ですが……。この中にチェコビーズ専門店があるらしいのです。ビールじゃなくてビーズ。
これ、浅草橋によくある”知らないとふらりと立ち寄れない”パターンです。大丈夫、看板も出てるし入ってみましょう。
目次
チェコビーズ5000種類以上の品揃え「BEADER」
ビルの2階にある、チェコビーズ専門店「BEADER」。
浅草橋にはビーズ屋さんが山ほどあるけど、チェコビーズ専門はこちらだけ。そう聞くと、わくわくします。
今回お話を伺ったのは、専務取締役ペドロさんと店長の山田さんです。
ペドロさん、チェコの方かしら? と思ったらポルトガルの方で、日本語も話せて心強い。
想像していたよりもずっと広い店内。
株式会社BEADERはチェコビーズの卸、および小売りをしている会社。2021年春から店名を新たに「BEADER」として、リニューアルオープン一ンしました。
こちらで扱っているのはチェコ製ガラスビーズと木製ビーズ。その数なんと5000以上と国内最大級。チェコビーズはほとんど輸出されているので、BEADERは本場チェコよりも品揃えがいいのです。
チェコのガラスは伝統工芸品として有名です。実はチェコ親善アンバサダーであるゆーこあら、チェコのガラス工場を訪れたことがあります。↓
ただ、チェコビーズはアクセサリーの状態になっているものがプラハのお土産屋さんで売られているくらいで、あまり現地では見かけませんでした。
BEADERが主にチェコビーズを仕入れているのが、首都プラハから車で1時間のヤブロネッツ・ナド・ニソウという小さな町。ここに、家族経営の小さな工房がいくつかあります。
ペドロさんが見せてくれた工房の写真パネル。職人さんがガラスを熱で柔らかくして形を作っています。今でもほとんどの製品が手作りされているというガラスビーズ。
そして、ペドロさんのお父さんもポルトガルのガラスの町マリンニャ・グランデのガラス職人さんだそうで、今のお仕事は何かのご縁だったのかもしれませんね。
さて、手作りのチェコビーズはどんなものがあるのかな?
かわいくて懐かしいチェコのガラスビーズ
いわゆる一般的なビーズがこちら。これも全てガラス。小さいころから手にしているものだからなんとなくプラスチックなのかと思っていたけど、これ、ガラスなのです。こういったサイズのものは、今は工場で量産されています。
フルーツや動物、虫などは手作り。1点1点微妙に違うのも手作りの良さ。
ビーズ以外にもガラスボタンや置物、キッチュなガラスボトル、ピンバッジなど、まるでマルシェに来たみたい。楽しくてあっというまに時間が過ぎてしまいます。
店内を見てまわると、伝統工芸と言われるガラスビーズがとてもお手頃な値段で手に入ることに気づきます。1つ1つ手作りだと思うと愛おしくなってしまう小さなビーズ。じっくりとお気に入りを探したくなるお店です。
初心者におすすめ!たった500円でアクセサリーが作れるワークショップ
BEADERでは500円でアクセサリーが作れるワークショップを開催中。材料費込でしっかり教えていただけるなんて、さすがモノ作りの町浅草橋。
今回はピアスを作ります。まずは、ビーズを2種類選びます。
今回選んだビーズは、アラベスクビーズ。ピアス作りは初めてでしたが、楽しくあっという間に作れました。ビーズを選んでしまえば10分ほどで完成します。これで500円はとてもお得!!
こちらで作り方を覚えれば、道具と材料を買って家でも作って楽しさ2倍。いいよ、素晴らしい。
ワークショップは予約不要(こんな時期なので予約したほうがベター)。平日の午前中は比較的すいています。
店内には見本が沢山展示されているので、そちらを参考にしてもいいですね。
もはや、行かない理由が見つからないBEADER
BEADERは、チェコが好きな方も、ビーズが好きな方も、アクセサリー作りをやってみたかった方も楽しめるお店。ここは、行かない理由が見つからないくらい良い!
浅草橋のBEADERで、チェコガラスビーズの魅力に触れモノ作りを楽しんでください。
撮影・文:UKOARA
「チェコビーズ専門店BERDERの基本情報」
住所:東京都台東区柳橋1-1-15 浅草橋産業会館2F
TEL:03-5833-6373
定休日:日・祝日
営業時間:月〜金 10時~17時30分/土 13時~17時30分