この「酎はい」がすごい! 吞兵衛集まる老舗酒場「むつみ屋」の旨い肴と旨い酒。

歴史を感じさせる暖簾や店構え。

それもそのはず、今回ご紹介する「むつみ屋」は創業昭和24年の老舗酒場。人々に愛される店は時代が変わっても、変わらず愛されていくのです。

浅草橋でずっと気になっていたこの店に初来店してきました。

愛され続ける理由を紐解いていきます!

浅草橋駅東口からわずか81mの居酒屋

JR浅草橋駅東口から一本路地裏に入ると、雰囲気のある飲み屋が並んでいる。

その中でも、ひときわ渋さを醸し出しているのが「むつみ屋」だ!

初見では入りにくいかもしれないが、筆者たちが初めて入店しても女将さんが笑顔で迎え入れてくれたのでご安心ください。

店内は仕事帰りのサラリーマンたちで賑わっていた。女性のお客さんも数名いたので、女性の方もぜひ!

座席はカウンターとテーブル席が並び、入り口で見たよりも広い印象。今回は見ていないが、地下にも座席があるようだ。

「とりあえずビール」からのおつまみ

まずは瓶ビールで乾杯し、この日のお通しの「ひじきの煮物」をいただく。

お通しを食べただけで、この店は美味い!と、確信が持てた。ひじきの煮物は家庭でも食べたことのある味だったが、味のバランスが完璧で家庭の物とはまるで別物だった。料理の腕を感じた。

まずは目についたつまみを注文する。

歯ごたえとみずみずしさが広がる「アスパラガス」。

飲ん兵衛の好物「厚揚げ」。

くじらの油をビールで流し込む「くじらベーコン」。

メニューにはどれも酒を飲むための料理たちが並んでいる。

どれを頼んでも、その味は確かで、一口食べるたびに「美味い!」と口に出してしまう。一緒に飲みに来た編集部員と、その味を共感しあいながら酒を飲み交わすのが楽しい。

絶妙にちょうどいい「酎はい」と「鯵料理」

瓶ビールを2本ほど空けたところで、酒をチューハイに切り替える(この店では『酎はい』と表記されている)。

飲ん兵衛でない人はレモンサワーを想像するかもしれないが、チューハイとレモンサワーは別物なのです。

焼酎を炭酸水で割った物がチューハイ。

そこにレモン果汁やレモン味を加えた物がレモンサワーなのです。

飲ん兵衛は焼酎の味を感じたいから、レモンサワーよりチューハイを注文することが多い(※筆者知人調べ)。

ハイボールの焼酎版と言えばわかりやすいのでは。ハイボールが人気になり、これだけ広まったんだから、チューハイも流行って欲しいものである。

……少し話が脱線したので戻そう。

酎はいを頼むと、サービスでレモンスライスを入れてくれていた。

さっそくグラスを傾ける。

強い炭酸にレモンの風味が爽やかで、しっかりと焼酎が効いている。

この酎はいには感動した!

割り方が絶妙にちょうどいいのである。ほのかに香るレモンスライスもちょうどいい。

しっかりと酔えて、それでいて340円という安さ!

酎はいに切り替えたところで、この店の看板メニューという鯵料理を頼んでみた。

アジのたたきとアジフライ。

どちらも身がプリプリとしていて美味い!

旨い肴でついつい酎はいを飲むペースも上がる。

ほろ酔い気分で会話も弾む。

店内の雰囲気、つまみの味、酒の割り方……そのすべてが酒を楽しむために長い年月をかけて、洗礼されてきたのだろう。

取材も忘れて、目の前の料理と酒と会話に酔いしれた。

焼酎の割り方が薄いと、自分で割れるホッピーに切り替えることが多いのだが、この日は酎はいを飲み続けた。

酔い過ぎることもなく、酔いが覚めることもなく、心地良い気分で店を後にした。

まとめ

新宿や渋谷と比べて、飲ん兵衛が集まる居酒屋でもうるさくないのが浅草橋の魅力!
大人なお客さんが多いからなのだろう。

「むつみ屋」はとくに酒好きの方にオススメしたいお店でした。

色んなところでチューハイを飲み続けてきた筆者が、思わず感動した「絶妙にちょうどいい酎はい」をぜひ味わってみてください!

撮影:伊勢新九郎
文:浅草橋テルマ

このお店の特長
居心地の良さ
(4.5)
のんびり度
(4.0)
おひとり様
(4.0)
長居度
(3.5)