【究極のからあげ】全国的な人気店「奥州いわい」で名物弁当をテイクアウト!

テレビなどメディアに数多く取り上げられ、芸能人にも多くのファンを持つ「奥州いわい」のからあげ。

なんとそのお店が、我が浅草橋にあるのです。

週末には、遥々九州から食べに来る人もいた、というほどの人気店の味。
それがせっかく気軽に手の届く場所にあるとなれば、食べないわけにはいきません。

というわけで、今回は奥州いわい・秋葉原本店のからあげ弁当をテイクアウトしてまいりました。

時間が経っても柔らかくてジューシー

岩手県産の地鶏「いわいどり」を使用した「室根からあげ」は、“からあげグランプリ”の2017年と2018年で2年連続最高金賞に輝き、同じ2018年の“からあげフェスティバルNo.1決定戦”では初代チャンピオンを勝ち取っています。

店内には著名人のサイン色紙もズラリ!
その美味しさはお墨付きということで、ハードルが上がりきった状態ではありますが、さっそく、いただいてみましょう。

・いわい弁当 → 680円

シンプルにむね肉ともも肉のからあげが3個ずつ、蓋が閉まりきらないほどドーンと盛られています。あとは付け合わせが少しあるのみで、からあげで勝負してきている感がうかがえます……。

満を持して、まずは、もも肉のからあげをひと口頬張ってみると、想像以上のジューシーさ!
お弁当なので、持ち帰って食べるまでにどうしても多少時間が経ってしまい、正直、若干硬くなっているのでは? と懸念していましたが杞憂に終わりました

肉汁が口いっぱいに広がりますが、ギットリとした脂っこさは全くありません。身はとろけるような柔らかい食感でした。

味付けは、生姜と醤油と玉ねぎを独自の黄金比でブレンドしたという秘伝のタレを使っているそうで、濃すぎず肉の味を引き立てながら、病みつきになる風味を出しています。ニンニクを使わないのが他のからあげと一線を画すポイントなんだとか。

そして、北海道産の馬鈴薯澱粉を使用しているという衣の存在感も際立っていました。
からあげで「衣が美味しい」と感じたのは、個人的に初めてで、驚きです。

今回は他にも、アキバからあげ、いわいどりクリームコロッケ、フライドポテトもテイクアウト。

・アキバからあげ → 430円
・いわいどりクリームコロッケ → 180円
・からあげ家のポテト → 180円

アキバからあげは、秋葉原に因んで、青のり(=A)・かつお節(=K)・ブラックペッパー(=B)で味付けされた変わり種。飽きの来ないジャンキーな旨味がして、ビールのおつまみにも最適です。

ちなみに、かなり余談ですが、「ア(A)キ(K)バ(B)」以上にAKBなのが、「アサ(A)クサ(K)バシ(B)」って知っていました?(笑)

もとい、クリームコロッケには、いわいどりの肉がゴロゴロと入っており、その概念を覆されました。

また、もも肉よりもあっさりしているむね肉の「室根からあげ」や、柚子の香りが爽やかな「いわいゆずから」が、女性には特にオススメだそうです。

浅草橋に根付く名店に……

奥州いわいを経営する株式会社オヤマは岩手県に本社があり、親子三代続くいわいどりの生産・加工会社です。今回はその三代目である小山達也さんにお話をうかがいました。

「室根からあげ」は、そこで生まれた独自ブランドのからあげで、もともとは工場前で地元民をターゲットに販売しているだけだったそうです。

そんな知る人ぞ知るご当地グルメだった室根からあげですが、東京でも十分に勝負できるという思いから、2012年に現在の場所に秋葉原本店をオープンします。
東北からの玄関口でもある上野駅や東京駅に近く、事務所のある秋葉原にも近いので、立地条件として最適だったとのことです。

そしてもう一つ、意外な浅草橋との所縁がありました。

それが「国技館やきとり」。

大相撲観戦の名物として有名ですが、今の両国に移る前、蔵前国技館のころからその鶏肉を提供しているのがオヤマさんだというのです。

店頭に並んでいて不思議に思っていた方もいるかもしれませんが、実はこんなつながりがあったんですね。

今ではからあげフェスティバルで優勝したことを皮切りに、話題が沸騰。メディア露出も増して、極上のからあげとして確固たる人気を築いた「室根からあげ」。

そんなからあげが食べられるお店が身近にあるなんて、浅草橋民はなんてラッキーなことか!
今後もますます、この街の名物として根付いていくことでしょう。

【からあげ家 奥州いわい 秋葉原本店】

〒111-0053
東京都台東区浅草橋4丁目16−5 染谷ビル
JR総武本線「浅草橋駅」西口より徒歩5分
営業時間:10:30~19:00
※コロナ禍の影響で営業時間に変動あり
定休日:年末年始
お問い合わせ:03-3865-8181

奥州いわいHP

文:小林
撮影:伊勢 新九朗