浅草橋に珍しいギャラリーがあると聞き、待ち合わせた「DDDホテル」。浅草橋駅徒歩5分のこちらのホテルに併設されているギャラリー「PARCEL(パーセル)」が今回紹介するスポットです。何が珍しいのかしら?アートギャラリーは大好き、『ゆーこあらが浅草橋を歩く。』スタートです。
ビジネスホテルの立体駐車場を再生させたギャラリー「PARCEL」
浅草橋のイケてるホテル「DDDホテル」の中からギャラリー「PARCEL」には行けます。が、今回はホテル入り口の隣にある駐車場らしきところから入ってみましょう。
駐車場だったであろう入り口を進むと、立体駐車場用のターンテーブルが。やっぱりここ駐車場みたい。その右側のドアを開けます。すると…
わぁ! 一瞬で別世界に来てしまったかのような感覚。この静かでモダンな雰囲気は、まぎれもなくアートギャラリー。「PARCEL」は、2019年6月にビジネスホテルの全面改装と同時にオープンした新しいギャラリーです。
1Fからメインの地下のスペースを見下ろせる構造。これは珍しい、おもしろい、うわさ通り! 上からのぞくと、ちょうど車3台がとめられていたことがわかる。
階段を降りてメインのスペースへ。
ここは、海外観光客が多く利用するビジネスホテルだったので、日本人にももっと楽しんでもらおうと、立体駐車場だった場所をアートギャラリーに変身させました。
ストリートアートを軸に活動している高須咲恵さん(SIDE CORE)を企画の中心に据えプログラムを決定しています。
ディレクターの佐藤さんは、「今後は、アーティストがホテルに宿泊しながら作品を作っていくという“アーティスト・イン・レジデンス”というスタイルもやっていきたい。」と。新しい試みを語ってくれました。これは、ますます目が離せないギャラリーになりそう。
ちょうど取材した日は、彫刻家でもある小畑 多丘さんの「LET’S MOVE IT」が開催されていました。なんと、小畑さんもこの場所で作品を作られいたのです。これはアーティスト自身も楽しめる場所なのかも!
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ギャラリーは基本的に入場無料なので、気軽にアートに触れられるのも嬉しい。今後は、ライブペインティングや立体の展示もしていきたいとのことで、浅草橋の話題の中心になりそうなスポットです。
『浅草橋を歩く。』でも個展開催情報を発信していきます。
[住所]東京都中央区日本橋馬喰町2丁目2-1[営業日] 水木日:14時~19時/金土:14時~20時
定休日:月火祝
話題のカフェ、DDDホテル2F「abno」
アートを楽しんだ後は隣のDDDホテル2Fのカフェ「abno」で一休み。こちら、浅草橋で最近話題のおしゃれスポットなのです。
エレベーターを降りるとホテルのレセプションになっているので、検温をしてから奥のカフェへ。
こちらはオーストラリアのシングル・オーとデンマークのコーヒーコレクティブなど、スペシャルティコーヒーを取り扱う日本でも珍しいカフェ。基本的に浅煎りのコーヒーが中心です。
今回オーダーしたのは、メニューを見て気になったカスカラティー(左)とアイスコーヒー(右)。カスカラとはコーヒーの実の部分のことで、少し酸味があるさわやかな味。これはソーダも飲みたくなる。
ホテルの朝食会場にもなっているため、カフェは広くて開放的。
早起きして、こんなカフェで朝食を食べたら気分転換になっていい1日のスタートが切れそうだし、窓側の席なんて緑が美しくて、1日中外を眺めていたくなるような空間。
WIFI完備で電源もあるのでPC作業してる人も多い。正直、浅草橋でこんなに一度に若者を見たのは初めてというくらい若い人が多い。
このメニューとロケーション、ホスピタリティなら人気があるのも納得。ちなみに店名になっているabnoとはアブノーマルの略語。いい意味で“普通じゃない”、オリジナリティを楽しめるカフェです。
奥の席は少し薄暗くなっていて、夜はバーになります。
そして、驚くのがこちらの丸いテーブル。夜にはファイヤースペースになり火が灯るのだとか。もちろんホテル宿泊客以外も使えるので、夜にバー利用してみたい!
フォトスポットとして一番人気のテーブルがここ。写真を撮ってSNSにアップしたくなるよね。これは、若者が多いわけだ。もちろん誰でも座ってOK。ここに座ると、壁に納まる感じがとても落ち着くのです。
浅草橋らしからぬおしゃれスポットに、ゆーこあらも編集部も驚いてしまった素敵カフェ&アートギャラリー。進化する下町、浅草橋はやっぱり楽しい!
カフェ&バー「abno」公式サイト
[営業時間]
モーニングタイム:7時~10時/カフェタイム :10時~17時/バータイム :17時~23時(L.0.)
無休
撮影・文:UKOARA