ここが浅草橋のロシア!「ロシアンティ」は宝の山だった

東京の下町・浅草橋で、20年ほど続くロシア雑貨専門店「ロシアンティ」。地元の人でもなかなか気づかない路地にひっそり建つお店です。(グーグルマップを見て迷った程少々わかりづらい立地。)

今回は、謎多き国ロシアとその周辺の国々の雑貨、風変わりな店主との楽しいひと時をご紹介します。

圧巻のマトリョーシカが迎える「ロシアンティ」

入り口の大きなクマが目印。

赤い看板とクマのぬいぐるみが目印の「ロシアンティ」。ロシア(ソ連)、ウクライナ、ベラルーシの雑貨を中心に取り扱っています。

ロシアと言えばマトリョーシカ。店内の棚のほとんどを埋め尽くすこの数は圧巻!ここは小さな博物館のよう。ロシアと言えばマトリョーシカ。店内の棚のほとんどを埋め尽くすこの数は圧巻! ここは小さな博物館のよう。

お店のあれこれをお話しいただいた、店主の岩橋さん。ロシア好きには個性的な方が多いけど、岩橋さんもなかなかのキャラクターの持ち主。知識の引き出しがいっぱいで次から次に飛び出す話がとにかくおもしろい!

以前、蔵前に勤めていたこともあり、浅草橋のこの場所を購入。「白アリで食い潰されて殺される~。」とにこやかに話す岩橋さん。

マトリョーシカは定番のものから、動物、プーチン、バレエなど、色々な絵柄があり、価格は2,000円から。日本にはないセンスの顔をした動物シリーズは人気。

プーチンウォッチャーにおすすめ!

ロシアと言えばバレエも。

ゆーこあらが一番気に入ったのがカメ。この形もマトリョーシカ。甲羅の中から同じカメが出てきます。色合いや顔が最高にいい。

こちらの宇宙飛行士はガガーリン。ガガーリンが着た宇宙服、ガガーリンが見たであろう宇宙人、ガガーリンが乗った宇宙船、ガガーリンが見た星。地球は青かったかな?

そして、ガガーリンのことをほんの少しWikipediaで調べるだけで、「あぁ、おそロシア…」という気持ちになるからロシアってすごい。

自分で絵付けができるものもある。

日露交流協会主催のマトリョーシカ絵付け教室も不定期で開催中(場所は田町)なので、興味ある方はチェックしてみてください。詳細はコチラ

持つと手が黒くなるショッパーもマトリョーシカ。

ウクライナの民族衣装がお買い得!

そして民族衣装好きにはたまらない刺繍シリーズ。「かわいいストール!」と思った赤い刺繍が素敵な布。こちら、ストールではなくて、「パンと塩(フレブ・ソーリ)」をのせる布。

ロシアとその周辺の諸国ではVIPを迎える時や、結婚式など特別な時、この布にパンと塩をのせておもてなしをします。「パンと塩」でググるだけでかわいらしい画像がバンバン出てきます。

こちらも、なんとかわいい……。ウクライナの民族衣装ヴィシヴァンカは、1980年代のもの。素敵すぎて大興奮、ぎゃふんってなるかわいさ。お値段は3,000円~6,000円ほど。3,000円のものは穴やシミが多かったので、お値段交渉もOK!

首飾りとセットのものもあります。

花柄とフリンジがかわいいプラトーク(ストール)もある!

掘り出し物は、マリアおばあちゃんのハンドメイドグッズ。パッチワーク風のエプロンとか鍋つかみとか。多分ここじゃないと買えない。かわいいものがザクザク出てきて宝探しの気分。

ロシアのマーケットの様子。

鉄道からミリタリーグッズまで、変わったものが沢山

ロシアだけでなく、周辺の国々のちょっと変わったものも揃います。まずは、謎の生き物「ポチェクン」。“待つもの”という意味があるそうで、ウクライナのユルキャラ。ウクライナでは、とにかく待たされることが多い。役所や病院などでは待つのでこんな人形ができてしまったといわれています。

ミリタリーグッズや鉄道グッズはレジの前の棚に。

鉄道のライトが時代を感じる。

 

ソ連時代の女子学生の制服まであった…。

丸太?と思ったらマンモスの牙。証明書付。

マンモスの牙で作ったキーホルダーとマグネット。なぜか熊のイラスト。

ロシアのはちみつや珍しいベラルーシのチョコレートもある。

ここは、珍しいものがいっぱい。宝探しのようにあれこれ見て、岩橋さんの話をきいていたらあっという間に時間が過ぎていました。店内には、写真NGなんて危ういコーナーもあります。

しばらく海外には行けない期間が続くけど、ここはかわいいロシアを感じられる楽しいお店。ふらりと浅草橋のロシアに遊びに来てね。

撮影・文:UKOARA

ロシア専門店ロシアンティ公式サイト

住所:東京都台東区浅草橋1-6-2
電話:03-3863-3226
営業時間:平日11:00~19:00
日曜・祭日13:00~19:00
定休日:土曜日
※臨時休業が多いので、電話で確認をお願いします。