1977年創業の浅草橋の老舗「さくらほりきり」。
友禅和紙やちりめん素材を中心とした簡単な手作りキットを扱うお店です。
和紙やちりめんと聞くと、なんとなくおばあちゃん的、もしくは海外の方へのお土産のイメージがあるけど、本当はどんなお店なのかしら?
ゆーこあらが好きなものもあるといいな、と期待を胸に、今回の「ゆーこあらが浅草橋を歩く。」スタートです。
さくらほりきりってどんなお店?
浅草橋駅徒歩5分、柳橋エリアの友禅和紙と手作りキット専門店「さくらほりきり」。
手作りキットってどんなものがあるんだろう? とりあえず、中に入ってみましょう。
売り場は、1階と2階で、1階には季節の手作り雑貨のキットが並びます。
店内に展示されているものは、すべて作れるのがこのお店のすごいところ。
例えば、暑中見舞いに送りたいハガキ。絵は描けないけど、セットになったちりめんを切り貼りするだけでこんなおしゃれな手作りハガキのできあがり。作っても送っても楽しいのがさくらほりきりの商品の魅力。
眼鏡ケースやマスクケースだって作れます。セットになっているちりめん以外に、お好きな布で作ってもOK。
【仮置きマスクケースのアレンジ✍️】
可愛い柄が多い「仮置きマスクケース」ですが、レザーやシックな布でアレンジすれば男性の方にもピッタリ🕵️♂️!
父の日に手作りギフトを贈ってみてはいかがでしょうか🎁https://t.co/gH6Lumc2MW#父の日 #マスクケース pic.twitter.com/X6l233o1QX— 手作りキット さくらほりきり【公式】 (@sakurahorikiri) June 3, 2021
そして、刺繍糸で絵を作っていくキット。絵が描けなくても、針仕事が得意じゃなくても、接着面に刺繍糸を張り付けていくだけでこんな素敵な作品ができます。
基本的にさくらほりきりで扱っているものは、ハサミやのりがあれば作れるものがほとんど。小さなお子さんや視力が下がってしまったご年配の方にも作れるものがたくさんあります。
さくらほりきりは、和紙のデザインから手作りキットのデザインまで企画販売をしている会社。
1977年創業、会長が台東区出身ということもあり、浅草橋に会社を作りました。
実は、団塊の世代にはおなじみのさくらほりきり、学校のPTAなどで使う手作りキット(通販)によく使われていたのだそう。もしかしたら、みなさんのご実家にも眠っているものがあるかも?
さくらほりきりの商品は、専属デザイナーが日本の四季にあわせた作品をデザインしています。季節感あるものがほとんどで、大きなものは飾るスペースはなくても、コンパクトなものなら作って飾りたい、そんな気持ちになるデザインのものがたくさん。
スタッフの中川さんは、病気だったお父様の病室に生花を持ち込めなかったときに、「もっと早くここの商品をを知っていたら、季節を感じられる花の作品を飾ることができたのに」とおっしゃってました。
様々な場面で、そっと活躍できるさくらほりきりの商品の魅力を知ったエピソードでした。
また、外国の方の人気も高く、コロナ以前は海外人観光客や大使館の方も多くいらしていたそうです。
浅草橋を歩く。の編集長は、小学4年生のお嬢さんにがま口の手作りキットをプレゼントすると、1時間でできあがったとのこと。ちょっとしたギフトにもいいし、自分で使えるものならなおさら嬉しいですね。
800種類の友禅和紙?? 日本一の品揃えはここ
さて、2階。こちらに並んでいるのは布? ではなくて、友禅和紙。その数800以上! 国内でもここまで揃うのはさくらほりきりだけ。圧巻です。
友禅和紙とは、手作業で1枚1枚色を付けているもので、京都で作られています。
布が大好きなゆーこあらは、和紙にも興奮。じっくり集中してお気に入りを探したい!
よく柄をみると、季節感のあるものと年間を通して使えるものの2種類があり、また、和柄から北欧風まで様々なものがあることに気づきます。
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鎌倉の焼き芋屋いにしえにしさんは、こちらの和紙を季節に合わせて使っています。
秋冬のものだったイメージの焼き芋にひまわりの柄の和紙を着せたら、夏のものに変身。イメージを一新できるのです。
さて、ゆーこあらが悩みに悩んで選んだのは、こちらの2枚の和紙。北欧風の柄とゴールドの風神雷神。
個人的には、テーブルセッティングや物撮りで和の装いや季節感を出したいときに、さくらほりきりの友禅和紙は気軽に取り入れられると思いました。
たとえば、梅ジュースの中に雷神を入れてみる。いつもの梅ジュースが、ゴージャスにかっこよく映ります。
北欧風の和紙は味噌の物撮りで使用。
和の食材なのでもちろん和紙は合うけど、フランスのうつわと北欧風和紙と和の食材がモダンに変身。これは楽しい。
ほかにもアイデア次第で使い方はたくさん。ここは、通ってしまいそう。さくらほりきりの和紙の沼に、一歩踏み入れてしまった日になりました。
若い方にはなかなかなじみのないちりめんや和紙の世界。実は、手作り入門やテーブルコーデにおすすめです。おうち時間が増えた今、手を動かして、和小物の魅力に触れてみませんか?
文・写真:UKOARA
「さくらほりきりの基本情報」
住所:東京都台東区柳橋1-25-3
営業時間:10時から16時
定休日:水・日・祝