浅草橋5丁目!住宅街にひっそりと佇む「あんばいや」の赤マル・魚定食と串揚げの繊細なお味に陶酔する

秋葉原にほど近い浅草橋5丁目。

周囲には商店などはなく、会社や住宅が軒を連ねるミステリアスな場所にひっそりとあるのに、美味しさの香りは外まで溢れ出てました……、と言いつつも、入り口を通り過ぎていたのは内緒です(笑)。

さぁ、今回はこちら、『あんばいや』さんをご紹介いたします!

地元に愛されているメニューの数々

「こんにちは!」「いらっしゃい‼」コロナ対策バッチリ、開放された入り口を入ると迎えてくださったのは店長と、奥さまこと“エミさん”。仲良しご夫婦のお店です。

私、清水百恵が所属している「浅草橋盆踊り倶楽部」で一緒に活動しているエミさんと、コック帽に真っ白な白衣を身にまとう店長(のちに取材後エミさんからお聞きしたところ、普段は寡黙な店長がこの日は饒舌だったとのこと。うれしいですね! でもこのときは、それが当たり前だと思ってましたよ、私たち)

この日、常連さんの『藤倉工務店』の藤倉さんが、オススメを伝えに二度目の来店をしてくれました。

「串揚げ屋さんだから、串揚げはもちろん美味しいし、魚料理がとっても美味しい、お刺身があればこれも食べていただきたい、定食の小鉢も日替わりで、これもとても美味しいの。季節であれば、カキフライを食べて欲しい。とっても大きくて美味しいのよ! 毎日通う人もいるくらい」

……つまりは、どれを食べても美味しいってこと!?(笑)

これは期待値MAX‼ お腹の虫が鳴り止みません! どれにします?
編集長~!

さぁ実食‼ ここは本当に浅草橋!?

まずは、ランチセットということで、オススメの『赤丸定食(鮭フライタルタルソースかけ)』と『魚料理(鯛のオクラ蒸し)』をチョイス。セットにはなかったのですが、せっかくなので「串揚げ食べたい!」とわがままを言いまして、串揚げ4点も特別に揚げていただいちゃいました。

見てください、どれも主役級なお料理たちを。言葉はいりません、どうぞご覧あれ。

本日の赤丸定食。800円

鮭フライタルタルソースかけは自家製のタルタルが乗っています。至極、美味なり。串揚げつけて二度楽しめる。

茄子のトマトソース煮は、素材が活きてるお味。和風ラタトゥイユだー!

本日の小鉢のそぼろあんかけ豆腐。程よく温かいお豆腐に、いいお出汁の餡。これには編集長がうなってました!

本日の魚定食『鯛のオクラ蒸し』(味噌汁・小鉢は共通)。900円。

魚がオススメ!とだけあって、魚料理の美味しさは格別。こんなに手の込んだお料理がランチで食べられるのです。繊細。

食べだしたら止まりませんでした! タルタルソースやそぼろ餡、オクラ蒸しの餡など、味の要になる名脇役たちが、すべて割烹料亭のお味。その感想は間違いではありませんでした。

奇跡と偶然が生んだ下町の輪

ちなみに店長は、20代の頃、割烹料理人をされていたとのこと! 阪神淡路大震災の1年前に神戸から移ってきたなど、偶然と奇跡が浅草橋の地へと導き、今に至るそうです。

浅草橋一帯が活気づいていたころは、毎日大繁盛、近隣のビジネスマンがこぞってランチや夜の酒場タイムを楽しみにきていたそうです。今でも、店長の腕前に惚れた常連さんたちが毎日のように顔を出しています。おつなぎいただいた藤倉工務店さんもまさに常連さん!

下町っていいな、下町に育って良かったなと、胸熱くなりました。

看板メニュー串揚げを食す!

そんな会話に花を咲かせつつも、マスターの手は止まりません。

神々しくカウンターに登場した看板メニューの串揚げ。美しい……。

左からアスパラ・海老・ヒレカツ・イカ。衣にマスターのこだわりを感じます。もう一度言います。嗚呼、繊細。そして、ソースが2種類あるのがたまりません。

間違いない!

絶品ソース! ピーナッツやマスタード数種類をブレンド。

このソースをおかわりする方もいるとか。

いやぁ、手が止まりません。ごはんが進みます‼(ごはん大盛り+50円・半ライスは50円引きのお心遣いがうれしい)

これが夜ならば、ビールに串揚げ……最高じゃないですか! これからアルコールが解禁され、時間も長く営業できるよう戻ったときには、夜の営業にもまた来たいと強く思いました。

季節のコースも気になります。『串揚げコース』や『たらばがにコース』、そして、マスターが免許を持つ『ふぐコース』も。今年の年の瀬は、コース料理にお酒を合わせてワイワイできるといいですね!

一見さんはこの記事を見たと伝えてみよう!

奥さんのエミさんも奥の厨房からお話しに参戦してくださったり、ランチが終わってからも話が続き、とても温かい時間を過ごすことができました。

店長曰く、「近所の会社の入れ替わりもあって、アップダウンはあるけど、やっぱりいつも常連さんに支えられてるよ」。

そんな言葉が、お料理の余韻と共に染み入り、編集長とふたりお店を出てから何度も振り返り、お料理のおいしさと、ご夫婦の心意気に後ろ髪を引かれました。

また、食べたい~!

1階はカウンター席、2階にはお座敷もあるそうで、お一人様は勇気がいるかもしれませんが、是非、この記事見て来たんだ! と会話を弾ませていただけたら私もシアワセです。

嗚呼、イイあんばい。

「あんばいや」
 東京都台東区浅草橋5-14-5

営業時間
[月曜~金曜] 昼11:30~14:00(L.O.13:30)/夜17:30~22:00(L.O.21:00)

定休日
土曜、日曜、祝日

文:清水 百恵(Instagram/@momoe.shimizu.4)

写真:伊勢 新九朗