今日は蕎麦屋で飲みませんか?創業江戸安政元年の老舗「あさだ」で酒肴を堪能。

酒やその肴となる料理を提供してくれる飲食店を「居酒屋」と呼ぶそうなんですが、居酒屋はあくまで総称にすぎません。

今回ご紹介する「あさだ」は、創業150余年の老舗手打蕎麦屋。このお店が提供する「蕎麦屋の酒肴」が魅力的だと聞き、さっそくお店に行ってきました。

実は、蕎麦屋は江戸のころから「吟味された酒肴や上酒を手軽に味わえる料理屋」として重宝されていたそうですよ!

蕎麦好き・酒好きから「そば前」と呼ばれる粋なひとときがあったそうです。江戸の風流人が愛してきた「そば前=蕎麦を待つ間に、蕎麦屋ならではの料理に舌鼓を打つひととき」を堪能できる数少ないお店なんです。

蕎麦屋ならではの「酒肴」を堪能しましょう!

徒歩3分の所にある老舗蕎麦屋

JR総武線・浅草線の浅草橋駅から大通り沿いを徒歩3分。地元の方もよく行くという「あさだ」は、酒肴や蕎麦を楽しむお客さんで活気だっています。

お店では、夕食にそばを楽しむ方もいれば、お酒を片手に魚をつまみながら会話を楽しむ人までみんな本当に楽しそう!美味しい料理には笑顔がつきものですね。本当に居心地の良い空気感だったと思います。

この日の編集部メンバーは3名。蕎麦屋の酒肴をはじめ、色々な料理を注文してみましたのでご紹介していきたいと思います。

※店内の写真は、他のお客さんの兼ね合いもあり掲載していません。ぜひ、活気ある店内をご自身で体験いただければと思います!

「そば前」を楽しもう。

編集部恒例の瓶ビールで乾杯。ほかの記事でもありましたが、これくらいのグラスでちょっとずつ飲みながら食べるのが最高なんですよね。

「蕎麦は、しめに注文しよう!」

そんな会話がもちろん出たのですが、「そば前」の話から言えば「しめの蕎麦」ではなく、今この時間は「そばのための序章」に過ぎないんじゃないかってものすごく感じました。

最後に食べる蕎麦を楽しみにしながら、酒と蕎麦屋の料理を堪能していきたいと思います。

1.胃を落ち着かせる蕎麦屋のおつまみ

昔ながらの蕎麦屋の仕事に、あさだならではの手間を加えた逸品たち。

乾杯と一緒にとりあえず注文しておきたい蕎麦屋のおつまみ「揚げそば」で、控えめな塩分とカリッと香ばしい食感と味わいが病みつきになりますね。

「板わさ」は、甘く煮たシイタケと一緒に提供してくれます。シンプルな板わさと、味わい深いしいたけは最初の酒肴にはピッタリでしょう。

また、野菜を出汁で煮た1品は、まさに優しい味わいで胃のしみますね。

ここでひとつ、乙な「焼海苔」をご紹介しましょう。

小箱で提供されるだけでもちょっと驚いたのですが、実は下段に火種が入っていまして小さく火がたかれています。

これにより、網の上に乗せられた海苔の香りが本当に素敵。パリッとした焼海苔に、ピリッとくるわさびをのせて食べてみてください。

もし、お酒のつまみにインパクトを出したかったら「からすみ」は定番の1品と言えるでしょう。ビール・焼酎・日本酒など、どのお酒にも相性抜群のおつまみですね。

2.酒肴のメインディッシュと言っても過言ではない1品

もちろん蕎麦を食べに来ているんですが、それでも紹介しておきたい料理「どじょうの柳川」。出汁の味わいと、フワッとしたどじょうと卵が抜群にうまいんです。

臭みもなく、小骨も気になることはありませんでしたね。

過去、どじょうの柳川を何度か食べたことがあったんですが、こんなに美味しかった印象がないんですよ。どちらかというと「珍味」に近いという印象でしたが、一気に酒肴のメインディッシュに躍り出てしまいました・・・!

さて、ここらへんでお酒を変えていきましょう。

蕎麦の香りを楽しめる「そば焼酎」を「そば茶」で割ってみました。香りにも味わいにも蕎麦を感じることができるお勧めの1杯です!

次にご紹介する「揚げ物料理」との相性も良くて、口の中がさっぱりしますよ。

ぜひお試しあれ。

3.お酒のお供「揚げ物」

こちらは「稚鮎の天ぷら」。

小ぶりですが、味がしっかりしており、塩で食べるとさらに旨味が増します。

そら豆のかき揚げは、中にそら豆の独特な味わいと生姜の風味を感じる新しいかき揚げでしたよ!

このかき揚げは、今回の料理の中でも特にそば茶割と相性良かったと思います。

素材の味わい深さという意味では「はもしそ巻」も忘れてはいけません。淡白な白身なんですが、それでいて加熱(湯引き・天ぷらが代表的)するとプリっとして旨味も増す本当に美味しい魚の1つですよね。

しそで巻くことより爽やかさが増すだけでなく、はもの味わいもより感じやすくなっている1品でした。

最後に、蕎麦の時間です。

「そば前」の時間を堪能しまくってしまいましたが、最後の蕎麦ほど楽しみなものはありませんよ・・・!

上の画像は「せいろそば(仕上げせいろ)」というもので、通常のせいろ蕎麦よりも少量で提供してくれるのんべぇにはとっても嬉しいメニューです。

老舗蕎麦屋のこだわりの蕎麦は、蕎麦の風味をしっかり感じ「蕎麦を食べた・・・!」という満足感を十分に感じる1品だったと思います。

きめ細かく挽いた粉と、やや粗めに挽いた粉を配合しているとのことだったので、この配合がこの旨味や食感、風味を出してるんだろうなぁ。

ぜひそばを打っている様子も見てみたいものです。

ちなみに、暖かい「かけそば」もありますし、蕎麦メニューももちろん豊富にそろっています。

「そば前」の時間を楽しんだ後に、最高のおそばを食べてお店お後にしましょう。

まとめ

刺身やその他の酒肴も豊富にそろっています!

シンプルに「蕎麦屋の飲み会は楽しいでしょ!」と最初から思っていましたが、蕎麦屋の歴史を知るとまた違った楽しみ方や、味わい方ができて本当に楽しいひと時でした。

特に「そば前」という文化は初めて聞いたかもしれません。やはり、老舗には老舗の考えや歴史が詰まっているから、知れば知るほど楽しいですね!

お店は、かなり繁盛していますので可能な限り事前に予約をすることをお勧めします。

ぜひ皆さんも、江戸の風流人の楽しみ方を体験してみてください。

撮影・文:アルク

江戸蕎麦手打處 あさだ(公式ページ)

このお店の特長
居心地の良さ
(4.0)
のんびり度
(4.0)
おひとり様
(4.0)
長居度
(4.0)