オーガニック野菜を使ったタパスと農家のカクテルがうれしい「うにか おにかい by omefarm kitchen」

浅草橋にも本格的な夏が訪れたからなのか、この頃コンロの前に立つのが嫌になってきました。

外食すれば簡単に済むものの、健康のため自炊もするようにしていました。

でも暑い日のお仕事終わり、健康的で夏バテ回復できるようなご飯、ちょっとだけ美味しいお酒も飲める場所あったらいいなーと思っていたら……。

7月末にこだわりのオーガニックお野菜を使ったタパスと、選び抜いたワインと農家のカクテルが飲める「うにか おにかい by omefarmkitchen」が浅草橋にできました!

場所

Omefarmkitchen は神田川沿いの屋形船の三浦屋の隣のビルの二階にあります。浅草橋駅からは徒歩1分ぐらいのところです。

ビルの方に向かって行くと2階の窓からお料理をしているシェフたちが見えます。行ったことがない人には入り方がちょっと不安だと思いますので、写真と共に紹介します!

まず、ビルの角にお店の名前が載っている赤い看板があります。このちょっと先を歩くと、ビルのドアの隣に同じくお店のお名前が書いてある小さい黒板が置かれています。

オフィスビルのドアを開けていいのかなと一瞬思いますが、空いている時間帯は鍵はかかっていないので気にせず入りましょう。

階段登る前に見えてくる最初の扉がomefarmkitchenです!

中はオープンキッチンとシンプルなカウンターが見えます。一人でもお友達と一緒でも、落ち着く空間になっています。

窓からは車が渡っている浅草橋が見えて、神田川からの優しい風が感じられます。

インテリアはお花やお野菜の優しい色でいっぱい、雰囲気だけで新鮮なお野菜に対するこだわりが伝わります。

お野菜と蜂蜜

お店のお名前通り、この浅草橋にあるキッチンは Omefarm のお野菜やハーブなどをお料理に使用しています。

Omefarmは代表の太田さんが始めた、東京都青梅市にある西洋野菜と伝統野菜の無農薬栽培にこだわる畑です。

omefarmkitchenでは農場から直接届いている物の味を楽しめます。

無農薬のお野菜とシェフたちのスキルと共に、浅草橋では今までなかった本格的でオリジナルなタパスが食べられます。

Omefarmでは、農業以外にも養蜂も行なっています。

栄養がたっぷりの非加熱蜂蜜を作っていて、キッチンでのお料理やお飲み物でも使用されています。

この蜂蜜も購入することもできるんですよ。

時期や周りの植物によって味が異なるため、蜂蜜の種類がいくつかあります。気になる方はぜひお店の方に聞いてください!

タパスとお飲み物

まず初めに、ジンと蜂蜜とレモン果汁をソーダ割りにしたomefarmkitchen特製の農家カクテルをいただきました。

ジンとレモンの爽やかさと後味にまろやかな蜂蜜の甘みが暑い日の疲れを吹っ飛ばすような、お食事前のドリンクにはぴったりです。

もちろんomefarmの蜂蜜を使っています!

ディナーは小さい黒板メニューで本日の農家のタパスが選べられます。

大体5つのタパスが載っていますが、食べたい一つや二つのタパスを選んでも5種盛りも選ぶことができます。時期や農場から届くお野菜によってちょっとずつ変わるメニューなので、何回訪れても飽きないです。

タパスはOmefarmのお野菜やハーブなどを使っているため、彩が鮮やかでみただけで健康的で栄養たっぷりなのがわかります。

今回は5種盛りを頼み、先にビーツのバルサミコマスタードマリネ、天然ウルメイワシアンチョビを使ったアンチョビポテトのエパソテ和え、チーズがかかっているジェノバソースのズッキーニのグリルの3つをいただきました。ビーツのお名前は「デトロイトダークレッド」とちょっと厳ついお名前ですが、甘く歯応えもあって、マスタードのタネのプチプチ感がいいアクセントのタパスでした。

ズッキーニは柔らかくジェノバソースとチーズがよく絡み濃厚な味でした。

ポテトはomefarmの赤じゃがいもを使用していて、ポテトの甘さとアンチョビのカリッとした食感、エパソテの爽やかな香りが絶妙な融合で飽きない味でした。

ちょうどいい量で、たくさん食べなくてもお野菜とハーブの味が詰まっています。

続きまして、紫キャベツのザワークラウトと天日干しちりめんと大葉が添えてあるナスの揚焼きをいただきました。

ザワークラウトはちょっとスパイスの香りと発酵した後のしょっぱさがありながらも、紫キャベツのシャキッとした食感が食欲さそります。

ナスは細かく切り目が入っていて、揚焼きにされてお出汁の味とちりめんと大葉の風味でが染み込んでいました。

農場から直接くるからこそ季節ごとに変わるお野菜が魅力で、夏の定番お野菜のナスも旬だからより美味しく感じました。

タパスはこれで終わりと思いきや、白ナスを使っ裏メニューの一品がありました。

たまにこういう裏メニューもありますので、気になる方はシェフにお声がけください!

白ナスは甘辛煮仕立てで、大葉とごまがトッピングされていました。

先ほどのナスとはちょっと変わって白ナスの甘味と甘辛の味付けがお酒にぴったりです。

そこで、次のドリンクに進みます!

暑い日に飲みたくなる農家のモヒートです。

Omefarmkitchenではいつものミントモヒートと珍しいパクチーモヒートの2種類を作っています。

蜂蜜とラムを合わせて、タパスと一緒にいただく夏のカクテルとしては最適です。

ミントもパクチーもomefarm産なので、市販のものと比べると香りが強く、より爽やかなモヒートになります。

特にパクチー好きの方にはパクチーモヒートをお勧めします!

食べられるお花「ナスタチウム」を添えて、omefarmkitchenにしかない可愛らしいカクテルの完成です。

カクテル以外にも、キンキンに冷えているワインもあります。Omefarmkitchenにあるワインは一種のぶどうを使用した物を出しています。

タパスも畑のお野菜がメインとして出されているから、ワインも素材の味をしっかり感じられるように選んだと言います。

代表の太田さんの1番のおすすめは右にあるシャブリです。

まだ少しお腹空いていたら、締めとして小盛りの野菜カレーをいただけます。

ランチでも出しているこの野菜カレーは無水で作られているので、野菜の旨みとスパイスの味で農家なりのカレーです。ジャスミンライスのいい香りで夕食の終わりを飾ります。

もちろん、もっと食べられる方は普通盛りも頼めます!

コンセプト

畑からテーブルへ……をコンセプトに、こだわりのお野菜を使ったシンプルなタパスとお酒で、罪悪感のないお食事ができる場所「omefarmkitchen」。代表の太田さんはこのこだわりを浅草橋に持ってきました。

神田川沿いのお店の窓から、三浦屋のサインの優しい光を浴びながら、栄養たっぷりのお野菜を食べにぜひomefarmkitchenを訪れてみてください。

「omefarm kitchin」
営業時間:11:30~15:00|17:00~22:00
定休日:休日(昼)、月火(夜)
※スケジュールも変わることもありますので、ぜひ、インスタ@omefarmkitchenをフォローしてご確認ください。

文・写真:ディニティ夏幸