【国際交流×地域交流】柳橋のシェアハウス「BORDERLESS HOUSE」に町の新スポットが誕生する!?

隅田川テラス入口にも程近い、柳橋の町中に「ボーダレスハウス 浅草橋」はあります。

1階にカフェラウンジを併設したオシャレな雰囲気漂うこの5階建の建物は、日本人を含む様々な国の若者が共に住まう国際交流シェアハウスです。

しかし、数あるグローバルなシェアハウスと比べて、さらにここの浅草橋ハウスにはもう一歩進んだコンセプトがあります。

今回はそのシェアハウスを運営するボーダレスハウスの方や、今まさに住んでいる入居者の方たちから、この浅草橋ハウスのバイタリティーに溢れた魅力を聞いてまりました。

「一緒にくらす」から「一緒につくる」へ

ボーダレスハウスは“異文化理解”や“多文化共生”を目指し、日本のみならず韓国や台湾でも国際交流シェアハウスを多数運営している会社です。

その代表取締役である李 成一さんに、この浅草橋ハウスの特徴を教えていただきました。

これまでのシェアハウスでは、あくまでハウス内の入居者同士による国際交流を目的としていましたが、その交流の輪を内に止まらず、外に向けても発信できる場をつくろうと発足したのが浅草橋ハウスです。

ここでは異なる国や文化の人と「一緒にくらす」だけではなく、同じ地域に住んでいる人々にも国際交流できる場を「一緒につくる」という使命が入居者全員にあります。

昨年の9月にシェアハウスが始まってから、皆で定期的にミーティングを行って各々がやりたいことを発案し、町の人たちを巻き込んだ大小様々な催しを企画してきました。

詳しくはまた後編でご紹介しようと思います。

このように一風変わった特色があるため、入居希望者には面談を通してしっかりとコンセプトをお伝えし、賛同して尚且つ楽しんで取り組んでもらえる人に限定しているそうです。

それでも現在は満室で空室待ちがいる状態。

国内外からバイタリティーに溢れた人々が集まっています。

町の新スポット! BORDERLESS STATION

1階のカフェラウンジのスペースはまだ準備中ですが、10月〜11月ごろにオープン予定だそうです。

また、単なるカフェ&バーではなく、国際交流や異文化理解を身近に体感できる場としてワクワクするようなプロジェクトが進行しています。

「BORDERLESS STATION」と銘打ったこのプロジェクトは、浅草橋ハウスの1階スペースを、多様性を語り異文化を知るための“発信”、“交流”の拠点にするものです。

具体的には……

  • ラウンジ内にラジオブースを設け、異文化や多様性の理解を深めるためのトークを発信できる基地に。
  • 海外料理やイベントを通じて、実際に外国の方や異文化と直にコミュニケーションが取れるバーとして。

さらに、上の階に住む入居者たちが企画した催しなどをフットワーク軽く実行できる場として提供するなど、とにかく国際色豊かで活気と楽しさに満ちた空間になっていくに違いありません。

下町情緒の残る柳橋の町にこんなグローバルなスポットが誕生するなんて、なんだか面白くて素敵ですね。

現在「BORDERLESS STATION」は発足に向けて、9月いっぱいクラウドファンディングを実施中です。

興味を持たれた方、応援したいという方はぜひ参加してください!

https://rescuex.jp/project/19581

柳橋・浅草橋との親和性

コロナ禍の影響もあり、新しい物件の開発が難しかった昨今。

そんななか社内では、これまで主流だった一軒家型のシェアハウスとは違い、外部との交流や各ハウスのメンバーが集えるような役割も担う新しい場所の構想があったそうです。

そこに縁があって、元々はゲストハウスだった現在の物件の話が舞い込み、リノベーションを施して浅草橋ハウスが誕生しました。

建物の構造や立地条件から考えても、シェアハウスとして長く愛されるであろうとこの場所が選ばれましたが、それに加えて先に紹介したコンセプトと周辺地域との相性も重要でした。

その点この町に関しては、まず柳橋町内会がこのような地域活動にオープンで協力的な姿勢を示してくれたことや、他にも町の人々が地元活性化に向けて積極的に活動する空気があったため最適だと感じたそうです。

(我々「浅草橋を歩く。」のことも例にあげていただきました。)

今後インバウンドが再開されて外国人がより多く訪れる環境が戻れば、この浅草橋ハウスは町の国際交流拠点としての機能をさらに発揮するだろうと期待されています。

町を元気をもたらすシェアハウス

浅草橋ハウスの完成とともに、ボーダレスハウスのオフィスもまたその2階に移転してきました。
それによって入居者と1階ラウンジとの距離がシームレスになり、現場の空気を分かち合いやすくなったそうです。

今回取材をさせてもらって感じたのは、ボーダレスハウスの方も、後編で紹介する入居者の方々もとにかく活気とバイタリティーに満ち溢れていること。

そんな人たちが集まり、一緒に暮らしながら、その楽しい空間を周りにもどんどん広げてくれるシェアハウス。

これから浅草橋にある“人がつくるパワースポット”の一つとして親しまれていく予感がしてなりません。

もし自分も国際交流シェアハウスで暮らしてみたいという方は、ぜひ一度ホームページをご覧になってみてください。空室が出た時に知らせてくれるサービスもあります。

https://www.borderless-house.jp/jp/sharehouse/asakusabashi1/

【グローバル×ローカル】柳橋「BORDERLESS HOUSE」の入居者が語る〝浅草橋愛〟と実践地域交流

「BORDERLESS HOUSE」
〒111-0052 東京都台東区柳橋1丁目10−8

※入居者が運営しているnoteもあわせてお楽しみください!

文:小林
撮影:伊勢 新九朗