浅草橋……。それは、浅草と間違えられがちな、浅草からは徒歩で30~40分はかかる場所に位置する小さな町。
浅草や上野など、東京の一大観光スポットと隣接しながらも、なかなか人には知れ渡らず、粛々と台東区南部で歴史を紡いできた町。
浅草や上野のようなこれぞ!という観光スポットはないうえに、なんだかんだで地味で控えめな町。
だけれども……。
歩いてみると、結構いろいろ楽しめる町なんです!
ということで、浅草橋を歩く。編集長・伊勢が自ら家族を巻き込んで、浅草橋で一泊二日ツアーを敢行!!
去年の飲食店自粛中に静かに実施された企画なので、酒類など一切呑んでおりませんが、それでもとことん町を味わい尽くしてきたので、ぜひ、浅草橋観光の参考にしていただけたら幸いです。
すべてのスポットが取材済みでもあるので、ショップレビューもリンクいたしますよー!
目次
- 1日目-13時〜「HI-CONDITION」でお買い物とアイス
- 14時〜「シモジマ浅草橋本店」で文房具を物色
- 14時半〜「長谷川商店」で花火をゲット
- 15時~「ホテルブリリオ浅草橋」にチェックイン
- 16時~「隅田テラス」で夕景散歩
- 17時~「パーツクラブ本店」でアクセサリーづくり体験
- 18時〜行列店「水新菜館」で町中華を楽しむ
- 19時〜「ホテルブリリオ浅草橋」で宿泊
- 2日目-8時〜朝食は「WEST SIDE COFFEE」で
- 9時〜「古書みつけ 浅草橋」オープン前の物件を見学
- 10時半〜チェックアウト後、「第六天榊神社」に参拝
- 11時〜「ベジラボ浅草橋」で新鮮野菜をゲット
- 11時半〜「キッチンカーシト丸」でノンアルとカレーを堪能
- 浅草橋を楽しみ尽くした24時間
1日目-13時〜「HI-CONDITION」でお買い物とアイス
浅草橋に上陸後、まず最初に向かったのが、浅草橋のものづくりショップ「HI-CONDITION(ハイコンディション)。
狙ってたシャツを購入し、淡路島アイスを堪能。子どもらもいきなりのアイスがうれしかったようで、のっけから気分は上々だ。
14時〜「シモジマ浅草橋本店」で文房具を物色
続いて、みんなが大好き「シモジマ浅草橋本店」へ。
3階文房具、2階学習道具は、子どもたちにとっても聖地で、しっかりくまなく探索。
長女と次女は筆記用具などを揃え、三女はダンボールハウスで寛ぐ。シモジマは、大人も子どもも楽しめる、まさに浅草橋の〝ランドマークタワー〟である。
14時半〜「長谷川商店」で花火をゲット
まだまだ行きます、お次は、5月の子どもの日を過ぎると、一気に花火屋へと変貌する花火コーディネーターがいる店「長谷川商店」へ。
夏のキャンプ用の大量の花火を買い込み、子どもたちもホクホク☆
ちなみに、この時期の長谷川商店の混雑っぷりはすごい。子どもの日を境に「花火屋」に変貌を遂げるので、お楽しみに!!
15時~「ホテルブリリオ浅草橋」にチェックイン
お散歩とものづくりを楽しんだ御一行は、本日のお宿である「ホテルブリリオ浅草橋」に向かう。
柳橋の裏路地は雰囲気のいい道がたくさんあるので、町を歩いているだけでも気持ちいい。
「輝」の文字がまぶしいフロントにて記念撮影をしつつ、チェックイン。
こちらのホテルはファミリー向けの部屋が用意されていて、なかなかどうして面白いつくりをしている。
子どもが好きそうなこんなベッドも☆
16時~「隅田テラス」で夕景散歩
チェックイン後は、ちょっとお散歩タイム。
冒頭の写真をご覧いただけるとわかるように、浅草橋駅から数分で、東京スカイツリーも一望できる隅田川沿いを歩ける「隅田テラス」にたどり着くことができる。
浅草橋の特徴のひとつでもあるのだが、これが意外と知られていない。
テラスに出て右手には、両国駅へと続く総武線の橋がかかり、黄色い電車が行き交う景観は見ごたえ抜群。左手には東京スカイツリーが一望でき、そのままテラスを歩いて行けば、浅草にまでたどり着くことができるのも嬉しい。
また、周辺には、この隅田テラスを眺めることができるカフェがあり、昼も夜も江戸情緒漂う風流を楽しむこともできる。
17時~「パーツクラブ本店」でアクセサリーづくり体験
隅田テラスへと続く総武線の高架下沿いにそびえるビルには、「パーツクラブ」という、アクセサリーづくりをする人たちにとっては聖地ともいえるお店がギュッと詰まっている。全国にある「パーツクラブ」の本店が浅草橋のこのビルであり、さらに、この町には、「貴和製作所」という、これまた有名なパーツブランドもある。
ものづくりをする人たちは、この両店を目指して浅草橋に上陸するというわけだ。
そんなパーツクラブ本店にて、私と三女が隅田テラス散策をしている間に、我が家の大人女子チームは、大いにアクセサリーづくりを楽しんでいた。
じゃらじゃらステキなイヤーカフ。
自分たちで考えてつくっただけに、だいぶお気に召したらしい。
編集部による体験レポートもあるので、あわせて参考にしていただきたい。
18時〜行列店「水新菜館」で町中華を楽しむ
夜ごはんは、浅草橋の人気町中華「水新菜館」へ。
ラーメン、炒飯、玉子スープ、蠔油牛肉(ホーユーニューロー)、餃子、小籠包などなど、定番メニューをしっかり堪能。
ここは何度もテレビでとりあげられているのでご存じの方も多いと思うが、名物店主の寺田さんは、いつでも来店者を楽しませてくれる。
子どもたちの食いっぷりも凄まじく、あっという間に完食!
19時〜「ホテルブリリオ浅草橋」で宿泊
近隣のセブンイレブンにて飲料水やデザートなどを買い込みホテルに戻る。
水新ではノンアルだったので、知多ハイボールをつくり乾杯。
Wi-Fiももちろん完備なので、酒を片手に仕事のメールチェックなどもして返信作業に勤しんだ。
2日目-8時〜朝食は「WEST SIDE COFFEE」で
ホテルブリリオ浅草橋宿泊の翌朝は、階下にある「WEST SIDE COFFEE」でモーニング!
これはもうテッパンコースであり、編集部一同、ぜひとも行っていただきたいお店のひとつでもある。
バターたっぷりのトーストに、大人気のプリンを食べて爽やかにお目覚め。
朝8時からオープンで、土日祝日の朝は穴場な時間とのこと。そう、こちらのカフェ、ふだんはとんでもなく混雑していて、ひっきりなしにお客さんが入れ替わるので、ゆっくりできるのはこの時間のみ!?
これぞ、宿泊者特権ね☆
9時〜「古書みつけ 浅草橋」オープン前の物件を見学
ちょっと道にはそれるけれども、この日は、編集部の新事務所兼のちに古本屋となった物件見学へ。
古本屋のスペース以上に、新事務所のオシャレで広い内装に家族一同感激。
今考えると、だいぶ広い空間だったなーと感じる一方、古本屋のスペースは、よくもまぁ、この空間が化けたもんだと改めて驚く。
元はこれよ!?笑
そして、こんな何もないところが……。
こんなステキなお店になりました。
10時半〜チェックアウト後、「第六天榊神社」に参拝
少し早めにホテルを出て、目の前にある神社で参拝。
歴史ある町を見守る社で、境内には気持ちのいい気が流れている。
長女は受験合格祈願、次女はまさかのコロナ終息祈願。
おみくじもひいて上機嫌な三女さん。
11時〜「ベジラボ浅草橋」で新鮮野菜をゲット
前出の「パーツクラブ」のほど近く、総武線の高架下沿いにある八百屋さんにて、新鮮野菜を調達する。
ここはとにかくこだわりの野菜が販売されているので、どれを買って帰っても、美味しく頂くことができるのがうれしい。バターナッツかぼちゃも絶品だった。
11時半〜「キッチンカーシト丸」でノンアルとカレーを堪能
「浅草橋で一泊二日」、ラストを飾るのは、「キッチンカーシト丸」。
コロナ禍にあえぐバッグ屋さんが、社屋の駐車スペースを利用してキッチンカーを始めたわけなのだが、気がつけば近隣住民からも評判のお店に。日替わりでいろいろなキッチンカーが出店しているので、毎日別の料理が楽しめるのもうれしい。
ランチカレー美味しいよー。
たとえノンアルビールでも、野外で食べることで気分的にも結構酔える。
オリジナルのレトルトカレーの販売もしているので、ぜひ。
ごちそうさまでした!
ちなみに、毎月、MJガレージマーケットというマーケットも主催されているので、こちらもチェックしてみてほしい。
浅草橋を楽しみ尽くした24時間
ということで、前日13時から開始した「浅草橋で一泊二日」ツアー。
終了したのがちょうど翌日13時なので、とことん浅草橋を楽しみ尽くした24時間となった。
子どもたちにも好評で、年イチくらいで開催するのはありかもしれない。
ものづくりから食べ歩きに呑み歩き……大人にとってみればこんなに楽しいツアーはないんじゃないかってくらいにてんこ盛りな24時間だったのではなかろうか?
下北沢や表参道など、オシャレスポットが大好物な妻もだいぶご満悦だったので、そう考えると、浅草橋のポテンシャルは相当なものがあるのではないかと感じている。
そう、あらゆる角度から見ても、お隣「蔵前」のほうがオシャレ度は確かに高いかもしれないが、それでも、そんな蔵前にも歩いて行けるわけなので、浅草橋を拠点にすることのメリットは大きいはずだ。
とくに、今回宿泊した「ホテルブリリオ浅草橋」は、ちょうど浅草橋駅と蔵前駅の中間地点に位置するので、町歩きの拠点にはもってこいである。
さて、だいぶ長く綴ってしまった感は否めないが、兎にも角にも「浅草橋」。
この町を知らなかったという方に最後にお知らせしておこう。
あの秋葉原やオシャレタウン蔵前へも歩いて行けるうえに、浅草や上野へのアクセスも簡単、お相撲さんの両国も一駅で、東京タワーと東京スカイツリーも電車で1本、さらに羽田空港に成田空港までも電車で1本というトンデモなく好立地な場所にあるのが「浅草橋」なのである。
そんな「浅草橋」への愛を歌ったオリジナルソングがコチラ(笑)。
作詞&歌っているのはまさかの伊勢で(笑)、自画自賛するわけではないが、なかなか素敵な浅草橋MVに仕上がっているので、ご視聴いただけたら、だいぶ喜ぶ人がいる(※伊勢です)。
さてさて、そんなわけで、この記事を参考にして頂き、あなただけのオリジナルな「浅草橋を歩く。」にチャレンジしていただけたら幸いである。
次の「浅草橋で一泊二日」ツアーもお楽しみに!
※うちに泊まりなよーというホテルさんがあればご連絡ください☆彡
文・写真:伊勢 新九朗
モデル:伊勢ファミリー(※2022年2月からもうひとり仲間が増えてます)