「浅草橋で〝世界〟を股にかける食べ歩き旅をしませんか?」と言うと、ずいぶんと大きく出たなと思われるかも知れません。ところが、この提案があながち大言壮語ではないほど、浅草橋一帯には国際色豊かなご飯屋さんが軒を並べているのです。それでいて、どのお店も美味! もしくはデリシャス、ハオチー、エスタ・リコ、アロイ!
振り返ると「浅草橋を歩く。」では、これまでたくさんの海外料理を取材し、色んな言語の「美味しい」を学んできました。言うなれば、それは浅草橋食留学の日々。なにせ料理だけではなく、その国の雑貨や文化に触れられるイベントを開催するお店もあるのですから。
そんなこんなで、今回はこれまで紹介してきた浅草橋一帯の外国料理店のお店をまとめてみました。この記事をガイドブックに、2023年は浅草橋でグローバルなごはんローテを組んでみませんか♪
目次
ギリシャ家庭料理 フィリ
東東京エリア唯一のギリシャ料理店「フィリ」も、浅草橋に店を構えます。本場ギリシャの家庭料理を求めて、全国からお客様が訪れるそうです。
写真のギリシャ風いかめしなどの料理の他、オーナーが日本人の口に合うようにアレンジしたラヴァニというケーキもバツグン。第2・4土曜日にはギリシャ文化を発信するイベントも開催。
バインミーゴンゴン
日本でも着実に浸透しつつあるベトナムのサンドウィッチ・バインミーですが、浅草橋で所望するなら「バインミーゴンゴン」がおすすめです。ボリューム満点のバインミーがなんと500円台!
味も野菜の甘味とジューシーなチャーシューの旨味が絶妙でたまりません。
その他にも辛味がクセになるブンボーフエなど美味しい料理ばかりです。
台湾茶房 家豆花
「台湾茶房 家豆花」は、浅草橋の人気店! 店名の由来である「豆花」とは豆乳を使った杏仁豆腐のことですが、「台湾茶房 家豆花」ではごはんもののメニューも充実。他店と比べて安めのお値段で、本場台湾の屋台料理を楽しめます。
また、店内には台湾の雑貨がずらりと陳列。浅草橋が誇る〝リトル台湾〟に是非足をお運びください。
Smile Thailand(スマイルタイランド)
「スマイルタイランド」は、プロの料理家も太鼓判を押すタイ料理のお店。タイ風焼きそば・パッタイから香味豊かなトムヤムクンヌードルまで、やみつきになる絶品料理が盛りだくさんです。
また、タイ旅行に来たような気分になれるお店の内装もとても素敵。ここに来れば、あなたもきっと笑顔になっちゃうはずです。
タイ料理 パヤオ
「タイ料理と言えば辛味!」という辛党のあなたには「パヤオ」がおすすめ。タイ風オムレツ・カイジャオからローストチキンのサラダまでとにかく辛い!
それ以上に美味い!
食を進めるごとに汗が吹き出すのですが、得も言われぬ爽快感があります。食事の締めは甘~いクラシックスタイルのタピオカで!
食後の多幸感、ハンパないです。
ラ バリーカ
浅草橋のタブラオ(スペイン料理を食べながらフラメンコを目の前で見られる場所)と言えば、「ラバリーカ」。
4000~6000円ほどのリーズナブルな予算感で、ショーと料理の両方を楽しめます。
料理の味もピカイチ。魚介類の旨みがしみ込んだパエリアを食べたときなど、思わず踊り出しそうになりました(ショーにはお客様参加型のプログラムも有り)。
スペイン食堂 エルペケーニャ
カジュアルにスペイン料理を楽しめる「エルペケーニャ」!
店名が元気な女の子という意味なだけあって、女子会にも最適なお店です。スペインのクラフトビールやワインを飲みながら、美味しいスペイン料理に舌鼓を打てますよ。
お肉料理は豚・牛・鶏・ラムから選択可能。さらに本日のシェフの塊肉という何だか気になるメニューも……?
ママンの台所リアナ
浅草橋で美味しいイタリアンをお探しの方は、ぜひ「ママンの台所リアナ」へ。
本格かつリーズナブルなイタリアの家庭料理が味わえますよ。定番のマルゲリータのトマトソースには、イタリアカンパーニャ州サレルノ産の厳選された完熟トマトを使用。
日本では珍しいイタリアのビール「ペローニ ナストロアズー(樽生)」で晩酌するのも乙です。
ボンマルシェボンテ
同じくイタリアンでも野菜中心のメニューに定評があるのが「ボンマルシェボンテ」です。
なかでも国産低農薬野菜を使ったボンテサラダは、生野菜だけではなく揚げ野菜や焼き野菜がお皿の中で調和した一品。自家製ドレッシングとの相性もバツグンです。
チーズ好きにはたまらない伝統のパルミジャーノリゾットもクリーミーで絶品!
PASTA&BAR DARK-HORSE(ダークホース)
浅草橋駅から江戸通りを蔵前方面へ向かう先の路地にあるイタリアンバル「ダークホース」。
思わずマカロニウエスタンという言葉を想起してしまう、西部劇に出てくるBarのような店構えが特徴的です。
意を決して入店したあなたには、他の店では食べられない美味なるオリジナル一品料理とワインが織りなす最高のひと時が約束されています。
Goloso(ゴローゾ)
「酒とイタリアン」。この言葉を聞いて食欲を覚えたなら、「Goloso(ゴローゾ)」に行くしかないでしょう。
イタリアでの修行経験を持つ店長が作り出す絶品料理は、どれもお酒と良く合います。
個人的には三浦半島 ウマヅラハギ 肝和えがおすすめ。白ワインが進む進む。地元の美食家から評判を集める隠れ家的イタリアンレストランです。
本格インド料理 GANGA
浅草橋随一の珍スポット「変なホテル」一階で営業中の、本格インド料理店「GANGA」。
ランチタイムにはバイキング形式で色んなタイプのインドカレーが楽しめるということで、多くの方でにぎわいを見せます。
とくにおすすめなのは名物・チキンカレー。日本人向けにアレンジされた甘くてマイルドなカレーで、老若男女問わず美味しくいただけます。
Le Marais (マレ)
浅草橋でカジュアルフレンチを楽しめるお店が「Le Marais (マレ)」。
フランスの三ツ星レストランで働いていたシェフが贈る、リーズナブルで美味なフレンチがたまりません!
ディナーだけではなく、ランチもやっているということもありがたい限り。おすすめメニューはビーフカツレツ。厚みがあるのに柔らかく、お肉の旨味を堪能できます。
ジョンティ(GENTIL)
フレンチはフレンチでも、「ジョンティ(GENTIL)」では、国内では珍しいフランス・アルザス地方の郷土料理のお店です。
食材の風味と旨味が凝縮された煮込み料理シュークルートを筆頭に、ここでしか食べられない滋味に富んだ料理がたくさん!
また、店名の由来が高級ブレンドワインの呼称であることが示すように、ワインが美味しい店でもあります。
L’Ivresse(リヴレス)
店名の由来はフランス語でほろ酔い。
名は体を表すとはこのこと。浅草橋で気持ちよくワインに酔いたいなら、「L’Ivresse」はまさに最適。
経験豊かなソムリエがあなたのワイン選びをしっかりサポートしてくれます。また、ワインバーといえば軽食しかない印象だが、このお店ではフランスの本格的な郷土料理を味わえます。「L’Ivresse」で最高の夜をお過ごしあれ。
LE PETIT GARCON(ル・プティ・ギャルソン)
隠れ家的ビストロ「LE PETIT GARCON」は、フランスでの修行経験を持つオーナー兼シェフのこだわりが随所に行きわたった名店。
ワインはすべて有機栽培のブドウで造られたビオ。料理も溶けるような柔らかさの「牛ほほ肉の煮込み」をはじめ絶品ぞろい。
ワインと料理の相性も計算し尽くされています。スタッフさんの気軽な対応も評判でリピーター続出中。
ホルモン焼肉ワイガヤ
おかず横丁に位置する「ホルモン焼肉ワイガヤ」はまさに小さな韓国!
一頭買いした黒毛和牛のボリューミーなお肉もさることながら、ナムルやキムチ盛りもお酒に合って美味。お酒、……そうそう!
店内に設置された冷蔵庫から自由に取り出すセルフ飲み放題も魅力的なんです! ワイワイガヤガヤ楽しい夜を過ごせそう♪
上海ブラッセリー
仕事に疲れ紹興酒が無性に飲みたい夜、我々編集部は「上海ブラッセリー」に足を運びます。
いつだって賑やかな店内。そこに身を置くだけで何だか元気な気持ちになるから不思議です。
料理も言わずもがな美味しいものばかり。とくに大きな肉団子は甘酢あんかけが絶妙でいつも一瞬でぺろり。高クオリティーな町中華、あなたにもぜひ。
中国菜 仁
JAZZ×町中華。そんなお洒落なお店が浅草橋にはあるのです。その名も「中国菜 仁」。
店内に流れるJAZZ音楽を聴きながら、美味しいお料理をお腹いっぱい食べられちゃいますよ。
おすすめのメニューは「よだれ鶏」。五香粉が織りなす魅惑の味わいに、我々編集部もすっかりトリコになってしまいました。タレだけでご飯三杯はお替わりできます。
ヤネウラ
〝世界〟を股にかける食べ歩き旅と銘打った今回の企画ですが、次は異世界へとあなたを誘います。
「ヤネウラ」は、安くて美味しい無国籍料理が売りのお店。アンティーク家具をたくさん設えた店の内装も雰囲気があり、誰かの素敵な夢に迷い込んだような趣です。
〝世界のどこにもなく、今ここにある〟「ヤネウラ」に、あなたも遊びに来ませんか。
浅草橋で世界一周!
食を通じての浅草橋で世界一周、いかがでしたでしょうか?
もちろん、まだまだ海外料理を提供する店は数多くあり、編集部が来訪できていないお店も多々あります。
もし、そんなまだ見ぬ美味しいお店とおつなぎいただける方がいましたら、ぜひ、ご紹介ください。お店からの直接の挙手もウエルカムです。
浅草橋を拠点とする、まったく新たな〝食の世界地図作り〟に、何卒ご協力よろしくお願いいたします!
文・浅草橋を歩く。編集部